
ひふみ投信281億円、ひふみプラス644億円にみる直販戦略の続きです。
前回は、レオス・キャピタルワークスがひふみという投信において、
- 直接販売のひふみ投信
- 外部の販売会社経由のひふみプラス
現時点でも外部の販売会社経由でたくさん売れていて、今の純資産総額の伸びを考えるとその差はさらに拡大しそうな中、直接販売をやる意義はどこにあるのか?
販売会社としてできる顧客向けの活動をできる
直接販売をやる最大のメリットはこれでしょう。私は投信ブログを書いていることもあって、ブロガーミーティング等の場を通じて幾つかの資産運用会社の方と話をさせていただいたことがあります。その際、参加者からもう少し何かして欲しいという要望があった時、「それは販売会社がやることになっており、私たち運用会社ではできないのです。」といった主旨の回答をもらうことが良くあります。
この辺りのルールが何によって決まっているのか詳しくないのですが、運用会社は運用会社である以上、制度としてできないようになっているのでしょう。
ところが、レオス・キャピタルワークスはひふみ投信については販売会社にもなっています。つまり、販売会社として活動できます。これが大きい。
ひふみプラスについては販売会社としての行動はできませんが、ひふみ投信と同じひふみ投信マザーファンドに投資しているので、ほぼ同じファンドと言っていいでしょう。つまり、ひふみ投信向けに説明している内容の多くはひふみプラスについても当てはまる話になります。
外部の販売会社経由の方が圧倒的に大きくなって直販の割合が極めて小さくなったとしても、直販"も"やっていることで、販売会社だからできるような情報提供等ができるというのは大きな意義がありそうです。
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