たわらノーロード DIAM

他のインデックスファンド関連に触れているブログで取り上げられていますが、DIAMアセットマネジメント低信託報酬インデックスファンド戦線に参戦してきました。

「たわらノーロード 日経225」新規設定のお知らせ (DIAMアセットマネジメントのプレスリリース)

たわらノーロード 日経225

  • 連動対象指数: 日経225 (日経平均)
  • 信託報酬h率: 0.195% (税抜き)
  • 信託財産留保額: 無し
  • マザーファンド: 日経225インデックスファンド・マザーファンド
信託報酬を見ると、従来の日経225連動のインデックスファンドでは、確定拠出年金専用から一般化されていたニッセイ日経225インデックスファンドが0.25%(税抜き)でずいぶんと最安だったのですが、ついにそれよりも信託報酬が低いファンドの登場です。
一般化されてから順調に純資産総額を伸ばしていたニッセイ日経225インデックスファンドですが、TOPIX連動のインデックスファンドでも低信託報酬なモノが出てきていることに加え、同種の日経225連動でもより信託報酬が低いものが出てきたとなると、今後の伸びは鈍化するのでしょうか。

●たわらノーロード 日経225で気になる点 - マザーファンド

他のブログでも示されている懸念ですが、運用資産として先物組入比率が高い点が気になるところです。
有価証券届出書によると2015年9月30日時点で以下のようになっています。
  • 組み入れ資産
    • 株式: 78.11%
    • 先物: 21.89%
少し調べてみると、先物比率が高いのは、同じ日経225インデックスファンド・マザーファンドを使っている日経225リスクコントロールオープンに理由がありそうです。

日経225リスクコントロールオープンは、日経平均を投資対象としながら、その実質組入比率を0〜100%とダイナミックに調整するファンドです。そんなこと言ってもどうせ少し比率を調整するだけなんじゃないの…と思って月報を見ると、予想は裏切られてダイナミックに資産配分を変えています。
日経225リスクコントロールオープン 日経リスコン 実質株式組入比率
月報 2015年10月30日基準より

純資産総額が約13億円とマザーファンドの半分近くを占める日経225リスクコントロールオープンでこれだけ動きが激しいと、マザーファンドとしても先物運用比率が高くならざるをえないのかもしれません。
とは言え、たわらノーロード 日経225に順調に資産が集まって、マザーファンドにおける日経225リスクコントロールオープンの売買が大したことのない比率になれば、自然と先物比率は減ってくるのではないかと思われます。

たわらノーロードシリーズの今後のラインナップ拡充に期待

当ファンドは当社が新たにシリーズ展開を予定している「たわらノーロード」シリーズの第1弾となります。
今後も「たわらノーロード」シリーズのラインナップを拡充し、投資家のみなさまのニーズに応えるべく幅広い商品の提供に努めて参りたいと考えておりますので、ご愛顧下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
※上記プレスリリースより

プレスリリースにあるように「たわらノーロード」シリーズとしてラインナップを拡充するようです。他社も低信託報酬で出してきたところにさらなる低信託報酬で殴りこむのか。それとも最近の低信託報酬インデックスファンド戦線で他社が出していない分野(新興国株やREIT等々)にも踏み込んでくるのか。
期待したいところです。


でも、名前でも差別化したいのは理解しますが「たわら」ってネーミングセンスはちょっと……


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