先日には横浜サカエ塾でセミナーの講師をしました。また、インデックス投資ナイト2015では第一部の登壇者&司会を務めさせていただきました

それもこれも私の素晴らしいプレゼン能力及び司会能力が買われてのことです ←ちょーしにのるな

決してプレゼンや司会のプロではありませんし欠点多数で反省点があるのですが、総合的には素人にしてはそこそこのものができたと自負しています。

プロとして成功させるレベルのノウハウは分かりませんが、素人でもプレゼンなどをそこそこにできるコツを書いてみます。



●プレゼンの目的を絞って決めよう

プレゼンの目的を決めましょう。この時に、あれもこれも入れようとしてはいけません。1つのプレゼンでは1つの目的に絞るのが吉です。インデックス投資ナイトでは複数のテーマを扱いましたが、順番に1つずつ行うようにして、変に混じらないようにしました。

●話す内容はプレゼンの目的をサポートしているか?

何を言っているのかわからない下手くそなプレゼンというものは多数存在します。その大きな理由の1つは「今話していている内容は、何のために話しているのかわからない」というものです。

ロジカルシンキングでよく言われていることですが、話している内容がそのプレゼンの目的をサポートしているかが大事です。よくMECEなどと言う言葉も使われることもありますが、「重複なく、もれなく」とそこまで厳密である必要はないでしょう。
その話が必要かについては「その話いる?」と自問してみるといいでしょう。

●スクリプトは覚えずに言いたいことの優先順位を決めましょう

プレゼンでスクリプトを丸覚えする人がいますが、個人的にはお勧めしません。(1秒単位でその瞬間に何を言うか決まってるプレゼンは別)
それよりも、「このスライドでは何を言いたい」ということを考えておき、そのキーワードを覚えておくことが大事です。また、複数枚のスライドで一つのストーリーであれば、そのセットで何を言いたいかを整理しておくとよいです。そうすれば、言葉は違ったとしても言いたい内容を伝えることができます。
また、こうすることで時間が無くなった時にどこを飛ばしてよいかなどのメリハリが聞きます。

●準備では、予定時間通りだけではなく、予定時間より大幅に短い時間でプレゼンしてみる

例えば、30分のプレゼンでは「15分で説明してください」と言われた場合も想定しておきます(個人的には5分くらいでも考えています)
予定時間よりも大幅に短くなったのですから、何かをそぎ落とさないといけません。
そうすると「あれっ、この話しなくてもちゃんと説明できちゃうんじゃない?ひょっとして、この話は余計だったかな?」と不要な内容が炙り出されてプレゼンの密度が濃くなります。
また、一つ上でも書きましたが、飛ばしていい場所などのメドもつきます。

実際に発表の時間が短縮されることもよくあります。(むしろ予定時間通りの発表時間をもらえることの方が珍しい?)
こう考えておくと、「急な予定が入ってしまって時間が15分しか取れなくなったから30分じゃなくて15分で説明して」のように突然話せる時間が変更になっても対応できます。

●聞き手の立場を考えよう -あなたの話聞きたい?

聞き手側の立場でどうプレゼンを聞くかを考えてみましょう。自分が超有名人で何を言っても笑ってもらえる状況なら別ですが、普通はそうではありません。
聞き手は自分には好意的な興味が無いと考えておくのが無難です。つまらない話をすれば飽きられるし、情熱系で勝手に暴走しても見放されるだけかもしれません。そのような聴衆だとして、どうやって話を聞いてもらうかを考えておきます。
聞き手の属性を想像して、その人たちはどういう話だったら聞くかを考えましょう。
    • こういう話をすると「自分ならどういう話だったら聞きたいか」のように「自分だったら…」考える人がいますが、これはお勧めしません。大抵は自分はそのテーマに強く興味や知識を持っているからプレゼンをするのであって、自分と聴衆は一致しません。

●謙遜や予防線は不要です。自信を持ちましょう

謙遜を美徳としているのか、ツッコミを受けるのが怖くて予防線を張っているのか「よく分からないのですが…」などのように自信なさそうに話す人がいますが、よくありません。
あなたが話すということは、それに詳しい人もしくは代表者として話をするのですから、「よく分からないのですが…」などと言えば、「よく分からないなら出てくるな」と言われかねません。
例え自信がなくても、背中に冷や汗をかいて余裕がありそうな顔を見せながら話しましょう。




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