「賃貸 vs. 持ち家」のどちらがお得かは永遠のテーマです。
しかし、"単純に"比較した場合、持ち家の方がお得になるのは当たり前の話でしょう。
長期間利用の場合、レンタル/リースよりも購入が安いのが普通
一般論として、あるモノを長期的に継続して利用する場合、レンタルやリースよりも購入してしまった方が安いものです。買わずにレンタルするものとしては、着物の様な晴れ着、DVD/CD、車などがあります。スポット利用ならレンタルでいい価格ですが、継続的に使うと買ってしまった方が安くなります。
ビジネスシーンでプリンターやPCを借りるように、ある程度のまとまった期間を借りるリースもあります。長期的に利用する場合、スポットのレンタルよりもリースの方が割安ですが、それでも長期的に継続利用するなら購入してしまった方が安いことが多い。
そして、本題の住宅における比較の話・・・・・・
単純な「賃貸 vs. 持ち家」ではたいてい長期間保有が前提
世帯の住宅タイプ選択及び居住空間のモデル分析というレポートによると分譲マンションの平均居住年数は10.7年となっています。「賃貸 vs. 持ち家」の単純比較のケースでは、持ち家側が住み替えるリスクは例外として定性的に記述されるにとどまり、本題の定量的評価では35年や50年といった長期間住み続けることがメインシナリオにされているのがほとんどです。
「長期保有は購入有利、短期利用はリース/レンタルが有利」という一般の法則で考えると、持ち家有利という結果が出ても仕方ないでしょう。
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