資産運用でスーパーカーを手に入れよう!のWATANKO氏が自分の資産運用のコストを「みえる化」してみると書いたのをきっかけに、インデックス投資ブロガーの間で自分の運用コストを計算する動きがありました。
そこに乗り遅れた私が今更コスト計算をしても面白くありません。そこで、今回は少し違った切り口でインデックス投資に関わるコストについて書いてみます。
例えば、インデックス投資をしていて、ある年にかかったコストを考えてみます。
※メモ: 信託財産留保額の考え方
信託財産留保額は、金融機関に取られる手数料ではなくファンドの純資産の中に残されて受益者である投資家間で分配されます。解約時の信託財産留保額が設定されている場合、自分が解約する時には支払うことになりますが、保有期間中は解約した他の人の資産を貰うことになっています。
つまり、投資家全体で見れば±0のものであり、信託報酬などとは違って金融機関等に払うモノとは違います。
(一部手数料無料などもありますが)ETFのように購入手数料がかかる購入している場合、その金額や頻度によって変動します。
信託報酬やファンド内部のその他コストは安定的に運用されているファンドの場合には大きく変動しないと思いますが、毎年全く同じではありません。
分配金にかかる税金も、普通分配金がどれほどかに応じて変わります。
上の例では最大のコスト要因となったリバランスにかかわる手数料/税金もあります。リバランスしなくて良い場合は0ですが、大幅なリバランスをする場合には結構なコストになるかもしれません。
また、上記は資産形成期の話ですが、取崩し期の運用では現金化の際に売却益があれば課税されてコストになります。
上記のように、インデックス運用にはいろいろなコストがかかります。そして、運用スタイルや運用ライフサイクルのステージなどによってかかってくるコストは異なります。
また、インデックス投資のための部品も、公募投信のインデックスファンド/国内ETF/海外ETF/バランスファンド……と複数あり、それぞれコスト特性が異なります。(同じインデックスファンド同士でも信託財産留保の有無などでさらに細分化できます)
同じインデックス投資でも、投資ライフサイクルまで考慮した自身の投資スタイルに合った部品を使ってインデックス投資のポートフォリオを構築するのが良いでしょう。(コストに限りませんけどね)
そこに乗り遅れた私が今更コスト計算をしても面白くありません。そこで、今回は少し違った切り口でインデックス投資に関わるコストについて書いてみます。
インデックス投資で発生する主なコスト (全てではない)
- 買い付けコスト: 投資信託/ETF等購入時にかかる費用
- 信託報酬: 保有期間中に販売会社/運用会社/受託会社に払う報酬
- 信託報酬外の運用コスト: ファンド内部で発生するの売買、監査、租税、保管費用等
- 信託財産留保額: 主にファンド解約時にファンド内部においてくる資産
- 売却益にかかる税金
- 分配金にかかる税金
例えば、インデックス投資をしていて、ある年にかかったコストを考えてみます。
- 全部ノーロードの投資信託を買った → 購入手数料は0円
- 普通分配金が10000円出て再投資した → 分配金にかかった税金は2000円
- 信託報酬やその他のファンド内部のコストが消費税込みで0.65% → 65000円(総資産を1000万円と仮定)
- リバランスを行った際に売却益が50万円あった → 売却益への税金が10万円
- リバランスした際の売却したファンドの信託財産留保額は無かった → 信託財産留保額は0円
※メモ: 信託財産留保額の考え方
信託財産留保額は、金融機関に取られる手数料ではなくファンドの純資産の中に残されて受益者である投資家間で分配されます。解約時の信託財産留保額が設定されている場合、自分が解約する時には支払うことになりますが、保有期間中は解約した他の人の資産を貰うことになっています。
つまり、投資家全体で見れば±0のものであり、信託報酬などとは違って金融機関等に払うモノとは違います。
項目が多いので結構毎年の変動がある
上記を見てもわかるように、コスト項目は多岐にわたり、年によって結構変動します。(一部手数料無料などもありますが)ETFのように購入手数料がかかる購入している場合、その金額や頻度によって変動します。
信託報酬やファンド内部のその他コストは安定的に運用されているファンドの場合には大きく変動しないと思いますが、毎年全く同じではありません。
分配金にかかる税金も、普通分配金がどれほどかに応じて変わります。
上の例では最大のコスト要因となったリバランスにかかわる手数料/税金もあります。リバランスしなくて良い場合は0ですが、大幅なリバランスをする場合には結構なコストになるかもしれません。
また、上記は資産形成期の話ですが、取崩し期の運用では現金化の際に売却益があれば課税されてコストになります。
上記のように、インデックス運用にはいろいろなコストがかかります。そして、運用スタイルや運用ライフサイクルのステージなどによってかかってくるコストは異なります。
また、インデックス投資のための部品も、公募投信のインデックスファンド/国内ETF/海外ETF/バランスファンド……と複数あり、それぞれコスト特性が異なります。(同じインデックスファンド同士でも信託財産留保の有無などでさらに細分化できます)
同じインデックス投資でも、投資ライフサイクルまで考慮した自身の投資スタイルに合った部品を使ってインデックス投資のポートフォリオを構築するのが良いでしょう。(コストに限りませんけどね)
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