東京マラソン チャリティーランナー チャリティー 2015東京マラソンチャリティーランナー(東京マラソンが指定するチャリティー事業に10万円以上の寄付をするとチャリティーランナーとして参加できる)のような仕組みをもっと増やしませんか。


先日行われた東京マラソン2015にランナーとして参加してきました。私は抽選ではなく10万円以上の寄付によって参加できるチャリティーランナー枠で参加しました。
4年前にもチャリティーランナーで参加しており、その時にもタイガーマスク騒動&東京マラソンに思う-寄付した人に報酬をとしてブログを書きましたが、今回はその2015年版です。

有名人が寄付をしたことを宣言すると「売名行為だ」のような批判が寄せられることがあります。東日本大震災の時にもそのような声がありました。また、東京マラソンのように寄付によって走れるチャリティーランナー枠のような仕組みに対しても「金で買うのか」といった批判が出ることがあります。

「ひっそりと名前を隠して寄付することが美徳じゃないか」ということなのでしょうが、いいじゃないですか。それだけ寄付をしているんですから、多少の売名行為になったり、称賛を浴びたり、少しの特典をもらえたりしても。

アンジェリーナ・ジョリーブラッド・ピットというスーパースターカップルはチャリティー活動に熱心なことで有名です。100万ドル単位で多くの活動に寄付をしており、彼らの名前も出ています。それどころか、Maddox Jolie-Pitt Foundationなどと自分たちの名前のついた財団を作っています。ひっそりと名前を隠して寄付することが美徳という人にとっては、「自らの名前を関した財団まで作って寄付による売名行為を行うとは厚顔無恥な!!」となるのでしょうが、いいではないですか。

何もしないより、東日本大震災で何千万円かの義援金を出した有名人の方がよっぽど立派です。少なくとも「売名行為だ」と彼らを批判しているだけの人よりも売名行為であったとしても多額の義援金を出した人の方がはるかに貢献していることは間違いない。仮にその有名人がロクでもないと評されるなら、その有名人以下の貢献しかしていない人たちは存在価値があるのかと……


マラソンのチャリティー枠に関しても同じです。
東京マラソンも2013年から加わったワールドマラソンメジャーズ(ロンドンマラソン・ベルリンマラソン・シカゴマラソン・ボストンマラソン・ニューヨークシティマラソン・東京マラソン)というマラソンメジャー大会でもチャリティー枠は一般的です。ロンドンマラソンは参加者の多くが寄付しているおり、チャリティー枠などは東京マラソンより高額で20万円や30万円もします。その結果か、ロンドンマラソンでは2014年に5320万ポンド(1ポンド=180円として95.8億円)という金額を集めています。




こういう目立つ寄付を嫌がるような文化が日本にあることはわかります。しかし、その辺は変えていっていいんじゃないでしょうか。黙って寄付というので寄付の文化が広まりません。

お金を持っていて寄付をしても構わないという人をおだてて称賛するだけで多くのお金を寄付してもらえるならいいじゃないですか。豚もおだてて木に登らせてしまえばいいんです。それでお金が必要とされているところに多くのお金が流れたり、有名人が騒ぐことで日の目を見ることが無かった問題が明らかになるんだったら安いものです。

4年前にも書きましたが、こういう寄付文化がもっと根付してほしいところです。



チャリティーランナーとして東京マラソンを走りませんか?

東京マラソンの抽選倍率は約10倍と非常に高くなっていますが、チャリティーランナー枠は結構空いています。先着順にもかかわらず締め切られず、2014年は個人チャリティランナー枠3000人に対して2593人の申し込みだったようです(2014大会の寄付実施実績)
もっとチャリティーランナーとして走ってももいいという人は多いはず。カモン。

※おまけ:東京マラソンの寄付金の推移

    • ・2011年: 7325万3580円
    • ・2012年: 1億8197万3159円
    • ・2013年: 2億2554万6156円
    • ・2014年: 2億6579万9815円
    • ・2015年: 3億200万円 (2015年2月13日時点)
ロンドンマラソンとは桁が違いますが、着々と寄付の金額は増えています。来年はまた増えてほしい。

寄付と言えば最近は税金の付け替えのふるさと納税が注目されていますが、こういう寄付金も宜しくです。



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