インデックス投資家は低コストをファンド選びの柱の一つに掲げています。
それ故に、販売手数料や信託報酬が高い高コストアクティブファンドは良くないとしています。
これに対して、「インデックス投資家は高コストのアクティブファンドのおかげで低コストインデックスファンドが賄われているから感謝すべき」という意見がありますが、そうでしょうか?
仮に、高コストのアクティブファンドの回転売買がやりにくくなってきて手数料収入が落ちるから低コストインデックスファンドを賄えなくなって、インデックスファンドが償還されたり、さらに安いインデックスファンドが出にくくなったとしましょう。
それでいいんです。
私などが望んでいるのは、いい投資が広まることです。そして、良い投資の中にインデックス投資が入ります。高コストのアクティブファンドの犠牲の上に成り立つようなインデックス投資環境は究極的に望む投資環境ではありません。
インデックスファンドの運用費用はインデックスファンドで賄い、そのうえで低コストを実現するのが理想です。
他ファンドの手数料などに頼らずに、このようなサイクルが回るのが理想です。
2012年には日本の投信環境が良くならないことに対する投資家の責任として、高コストなファンドを駆逐して低コストなファンドが広まるためには、投資家が低コストファンドに資金を投じなくてはならないということを書いています。
2015年2月時点ではニッセイアセットマネジメントが多くのアセットで非常に安い信託報酬で投資信託を提供していますが、こういうファンドに資金が集まるようになってほしい。
そして、高コストアクティブファンドの手数料に頼らずとも低コストファンドが独立して採算ラインに乗ってきてくれることを夢見ています。
望ましいのは、バンガードのようなアットコストの世界
望ましいのはバンガードのアットコストのような世界です。バンガードのアットコストとはバンガードのアットコストと素晴らしき仕組みでも触れているように適切な低コストの仕組みです。インデックスファンドの運用費用はインデックスファンドで賄い、そのうえで低コストを実現するのが理想です。
他ファンドの手数料などに頼らずに、このようなサイクルが回るのが理想です。
2012年には日本の投信環境が良くならないことに対する投資家の責任として、高コストなファンドを駆逐して低コストなファンドが広まるためには、投資家が低コストファンドに資金を投じなくてはならないということを書いています。
2015年2月時点ではニッセイアセットマネジメントが多くのアセットで非常に安い信託報酬で投資信託を提供していますが、こういうファンドに資金が集まるようになってほしい。
そして、高コストアクティブファンドの手数料に頼らずとも低コストファンドが独立して採算ラインに乗ってきてくれることを夢見ています。
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いつも拝見させて頂いております。
僕はこんな記事を書いてはいますが、理想はバンカードの仕組みだと思います。
はやく日本にもバンカードのような仕組みができるといいですね。