先日、子ども版NISA制度の仕組み 〜 平成27年度税制改正大綱からとして、子ども版NISAの仕組みを以下のように一枚の図で表現してみました。
※クリックで拡大します
同じ税制改正大綱の中では確定拠出年金についても触れられています。
今回の目玉としては、公務員及び専業主婦等の国民年金第3号被保険者までも対象になったことでしょうか。これによって、一部を除く20歳以上60歳未満のほぼすべての人が確定拠出年金を利用できるようになります。
しかし、各種条件によって利用できる確定拠出年金も違えば限度額も違うので、なかなか分かりにくい。
一枚の絵になっていて視覚的に限度額の違いが分かるようなものはないかと思ったのですが、見当たらず……。
そこで平成27年度税制改正大綱で計画されている確定拠出年金の仕組みを一枚で表現してみました。
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※従来の制度+平成27年度税制改正大綱で作成しています
※企業型確定拠出年金の限度額は法律上の限度額です
※従来の制度+平成27年度税制改正大綱で作成しています
※企業型確定拠出年金の限度額は法律上の限度額です
図中にも書いてありますが、赤枠で囲まれた箇所が今回の税制改正大綱で拡大されている部分です。
個人的には、企業年金が無い第2号の利用額(現在27.6万円)をもう少し増やしてほしい。確定給付年金がある企業ですら33万円も利用できるのに、27.6万円は寂しい限り。
※主に専業主婦がイメージされる国民年金第3号の追加は「国民年金第3号は年金の保険料を払っていないのに確定拠出年金で税制優遇を受けていいのか。それなら国民年金の保険料を出せ」というような批判も起こりそうですが、この辺りは国民年金第3号制度の撤廃という流れも念頭に置いているのでしょうか。
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