自身が資産形成のためにインデックスファンドを使ったインデックス投資をしている身としては、投資は資産形成に有用なモノと思っており、他の人にもこれをうまく活用してほしい。

しかし、現実的には必ずしも投資することが良いというわけではありません。

「絶対確実に月●%の利回り」みたいな旨い投資話に騙されたという話はよく聞きます。FXシステムトレード、和牛、MARS投資、エビ養殖、怪しげな海外ヘッジファンド……この手の話は事欠きません。ナスダック創業者のバーナード・マドフ事件と言うとんでもない事件もありました。
これらは詐欺案件なので、「お前の勉強不足」で一刀両断もできます。しかし、騙された本人からすれば、株式/FX/金(ゴールド)/不動産/投資信託、と無数にある商品の中から一つを選んだという感覚でしょう。
投資した(つもりの)本人はあくまで投資したつもりなのです。


投資することの是非のポイントはいろいろありますが、一つ重要なのはよく分かっていないのに投資していることです。

「よく分からないものには投資しない」という有名な格言の出番です。

よく分からないものに投資するくらいなら投資しない方がマシです。


理想論を語れば「万人が投資について勉強して理解して、ちゃんと投資すればいい」ですが、これは理想論過ぎます。現実的には「よく理解しているものに投資する > 投資しない > 分かっていないものに投資する」という順序であり、2番目までなら及第点といったところでしょう。

もちろん、そこで満足することなく「よく理解して投資する人」が増えてほしいという思いはあります。



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