※2年ほど前に書いた多くのインデックスファンドの成績はベンチマークを上回るの続編です
TOPIXに連動を目指すインデックスファンド
このように、インデックスファンドはあるインデックスに連動するように運用するファンドです。
ところが、同じ指数に連動するはずのインデックスファンドの運用報告書などを見ると、ベンチマークとファンドのパフォーマンス比較で不思議な光景を見ることがあります。
2つのファンドのパフォーマンスを直接比較するとほとんどリターンに差はないのに、片方はベンチマークを定常的にアウトパフォームしており、片方は定常的にアンダーパフォームしていることです。
その理由は、そのインデックスファンドが運用報告書などで用いているベンチマークが配当込みの指数か、配当を除く指数かの違いです。
そこで、少し気になったので各種インデックスファンドシリーズから株式インデックスに連動するインデックスファンドのベンチマークが配当込みか配当除くなのかを調べてみました。
2年前と違いJPX日経400など新しいインデックスも出ているので、少しファンドの数が増えています。
なかなか興味深い結果になりました。
※さらなるアップデート版: インデックスファンドの連動対象ベンチマークの「配当込み/配当除く」を1枚の表にまとめてみた (2015年12月版)
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なかなか興味深い結果になりました。
- eMAXISと旧年金積立シリーズはすべて配当を除く指数と非常にわかりやすい構成です。
- SMTもeMAXISや旧年金積立シリーズと同じだったのですが、JPX日経400では配当込指数を採用しているようです。何故でしょう。
- ニッセイは本数が少ないのですが、配当込み/配当除くに1ファンドずつに分かれました。
- Funds-iシリーズは、国内が配当除く、海外が配当込みと、ある意味ポリシーのある分かれ方です。
- インデックスeはともに配当込みです。(同じ運用会社のSMTはすべて配当抜き)
※さらなるアップデート版: インデックスファンドの連動対象ベンチマークの「配当込み/配当除く」を1枚の表にまとめてみた (2015年12月版)
- 以前も書きましたが、私のマニュアル操作による独自調べなので正確には各ファンドの運用報告書等を見るなりして確認してください
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