
アルゼンチンの国債の債務不履行(デフォルト)問題が注目を集めています。
投資において国債は無リスク資産として考えられることもありますが、実際には格付けもされているように破綻リスクもあるわけです。
国家のデフォルトは、しっかりと考慮しておいた方がよいでしょう。
しかし、近年ではアイスランドやギリシャも話題になりましたが、国家の数は企業に比べると非常に少なくデフォルトはそう起こるものではありません。「国家のデフォルトとは何か?」という実例を知る機会が少ない。
国家のデフォルト(債務不履行)というと、「国にお金が無くなってやってきた差債務支払いの期日にお金を払えず国家破綻でおしまい……もぅマヂ無理。リスカしょ…」みたいなイメージもあるようですが、そう単純なものではありません。
今話題のアルゼンチンは2001年にデフォルトしていますが、現在も立派に国家は存続しており、無事に13年ぶりのデフォルトを迎えました。
今回のアルゼンチンのケースでもいろいろ報道もありますので「国家のデフォルトって何?」を勉強するいいチャンスです。
以前のギリシャの場合では、明らかに破綻なのに自発的に債務削減に応じたという理由で「CDSの清算に該当しない」という主張がされたことは私にとっては驚きでした(何だかんだの末に破綻認定されましたが)。
今回のアルゼンチンのデフォルト騒動も、また興味深い事案です。
2001年のデフォルトは、単純に債務返済が困難になってのデフォルトと非常にシンプルな形でしたが、今回はそれとは違います。
みずほ投信投資顧問のこの資料にて分かりやすく説明されていますが、2001年のデフォルトで債務引き下げに応じなかった債権者(ホールドアウト債権者)との問題によるテクニカル・デフォルトです。このテクニカル・デフォルトがどれほどの影響をもたらすのかは非常に興味深いところです。
「日本は借金が多いから近いうちにデフォルト…」のような日本デフォルト危機説もありますが、それを論じる以前に国家のデフォルトについて勉強しておくとよさそうです。
今回のアルゼンチンのデフォルト騒動も、また興味深い事案です。
2001年のデフォルトは、単純に債務返済が困難になってのデフォルトと非常にシンプルな形でしたが、今回はそれとは違います。
みずほ投信投資顧問のこの資料にて分かりやすく説明されていますが、2001年のデフォルトで債務引き下げに応じなかった債権者(ホールドアウト債権者)との問題によるテクニカル・デフォルトです。このテクニカル・デフォルトがどれほどの影響をもたらすのかは非常に興味深いところです。
「日本は借金が多いから近いうちにデフォルト…」のような日本デフォルト危機説もありますが、それを論じる以前に国家のデフォルトについて勉強しておくとよさそうです。
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