2013年半ばから相次いで登場してきた新しいタイプのファンドとしてバンクローンファンドがあります。

【参考】
USハイ・イールド債に投資するファンドがグロソブを抜いて純資産額トップになったように、高い分配金を安定的に(!)出す仕組みのファンドが求められてきました。
その中で高金利通貨を買う為替ヘッジを使ったり株式オプションを使ったり…とさまざまなファンドが生み出されてきました。

その流れを受けてバンクローンファンドも登場しました。

しかし、その新しいバンクローンファンドというジャンルですが、バンクローンファンド本家のアメリカではピークアウトしだしているようです。

[FT]米ローンファンド、巨額資金流出の試練に直面(日経新聞)
銀行の企業買収案件向けの高リスク融資である「レバレッジド・ローン」に投資する米国のファンドに、95週間連続で資金が流入していた。しかし4月第2週になって突然停止した。調査会社リッパーの集計によると、その1週間で2億4900万ドルが市場から引き揚げられた。その後も投資家は資金を引き揚げ続け、先週は6億6400万ドルが流出した。

日本とアメリカの資金の動きが一致するとは限りませんが、日本におけるバンクローンファンドがどのようになっていくのか興味があります。
私は通貨選択型などと同様に一過性のブームに終わるテーマ型ファンドだと考えていますがどうなるでしょうか。




【関連コンテンツ】