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家計金融資産が1644兆円で1997年の統計開始以来で最高となったようです。

家計の金融資産 最高の1644兆円 13年末、株高・円安追い風 (日経新聞)
日銀が25日発表した資金循環統計(速報)で2013年末の家計の金融資産残高は1644兆円となり、過去最高を更新した。株式や投資信託の価格上昇がけん引し、12年末と比べ6%(92兆円)増えた。
年ごとの変化という視点で見た場合、92兆円の増加は2005年の102兆円に次ぐ金額です。

今回はその年ごとの増減に注目して、このブログになじみ深いというところもある「現金・預金」、「投資信託」「株式」の年ごとの変動も一緒にグラフにしてみました。
家計金融資産

家計金融資産



現金・預金

現金・預金の動きは興味深い。近年は10兆円超えで徐々に増加傾向でしたが、2013年は19.7兆円の増加となり、1999年以来の高い伸びです。


投資信託

投資信託は17兆円の増加で統計開始以来で最大の増加です。さすがに投資が儲かる時期だけある数字ですが、円安で海外資産に投資する投資信託に資産が流れた2005年,2006年をも上回る伸びです。



株式

株式は25兆円の増加と大幅に増えました。
株式の変化で面白いのは、同じく株式上昇局面だった2007年夏までの期間と伸びが違うこと。当時はライブドアショック→2008年以降の株安もあって、2008年の36兆円のマイナスを筆頭に2006年〜2012年の7年間のうち5年間が減少と低迷していましたが(2009年/2012年は8兆円台の増加)、ついに復活でしょうか。
しかし、少し調子が悪いと逃げ足が速いにもこの株式の特徴なので、どうなることやら。




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