AとBを比較する時に「その絶対値が小さな時は倍率、大きな時は差を取るなどして絶対値を大きく」がその違いを大きく見せる印象操作のセオリーです。

住信SBIネット銀行の3カ月定期預金が0.40%!で少しふれた「数字の印象の話」

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    1. 0.1%と0.5%
    2. 50%と65%

例えば上記のような2つのパーセンテージの比較があったとします。

0.1% vs 0.5%

「毎日必ずビールを飲む人と飲まない人では○になる確率が・・・」のような話です。
    • 毎日必ずビールを飲む人と飲まない人では○になる確率が5倍も違う
    • 毎日必ずビールを飲む人と飲まない人では○になる確率が0.4%も違う

どちらも正しいことを言っていますが、インパクトがあるのは間違いなく5倍という数字です。
5(倍)という数字は0.4(%)という数字よりも明らかに大きく、読み手の心に飛び込みます。

5倍も○(何かの病気)になる確率が高いと聞くと恐ろしくなるけれど、たった0.4%なら大したことがないと思う人もいるでしょう。


50% vs 65%

これは「●していない人は60%、●している人は75%が▲歳までに結婚」みたいな話です。
    • ●している人は●していない人より▲歳の時点で1.25倍結婚できる確率が高い
    • ●していない人は60%、●している人は75%が▲歳までに結婚している(●している人は●していない人より▲歳の時点で結婚できる確率が15%多い)

どちらも正しいことを言っていますが、1.25(倍)という数字は、その凄さがあまり伝わりません。このケースでは、そのパーセンテージの絶対値(の差)である15%を使った方が効果的です。


同じことを言っていても、絶対値の数字が大きい方に強い印象を持つのが人間です。これを使うことで嘘をつかずに印象を操作できます。


※「タウリン1g配合」と言わずに「タウリン1000mg配合」なんてのも…



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