(先日のアブラハムネタで賞味期限切れという気もしますが、)またイケダハヤト氏がふざけたブラック企業批判をほえていました。

「10年に1度の台風」のなか、社員に出社させる会社は「ブラック企業」だ
台風の状況は明日になってみないとわかりませんが、記録的な台風の最中を「出勤」させる会社は間違いなく「ブラック企業」と言えるでしょう。
「どうしても会社に行かなければならない仕事」というのも、世の中には存在するのでしょう。が、そうした仕事が存在する企業、そして社会は不健全であることに気付くべきです。
ダメだ、こりゃ・・・
10年に一度の台風が来たら会社の社員が一切出社しないことを考えてみると恐ろしい状況です。

公共交通機関はすべてストップですし、タクシーなどもありません。何かあっても移動はままなりませんし、モノを買うこともできません。
発電所なども無人になり電力やガスなどのインフラ企業もその日は運営が停止します。(無人で動かせるのか?)
命の危機云々とのたまっていますが、台風で誰も出社しない方が明らかに社会的な被害は桁違いに大きなものになるでしょう。

「震災を思い出してください」 などと言っていますが、震災を思い出すべきはイケダハヤト氏でしょう。
会社で働いている人がいるからこそ震災の後でも多くの人が救われました。
震災時には、私の娘は保育園に預けていましたが、イケダ氏が提唱するように「とにかく、自分の命だけは守ってほしい」なんて論理で遅番の保育士は保育室に来ずに早番の保育士は私の娘を放り出して逃げていたらどうなっていたことか・・・

思慮の足りないバカな道徳観から本人はいい事言っているつもりかもしれませんが、そうだとしたら非常に迷惑な話です。(ただの炎上マーケティングという話もある)


ぼくもサラリーマン時代、台風のなかを何度か出社しましたが、やっぱり仕事になりませんでした。いい加減、日本人は学習すべきですよね。
自分が無能/役立たずだったからといって、他人にまで同じとするのは間違いです。


幸いにもこのイケダハヤト氏の主張には批判的な声が多いのですが、一部にはこういう声を支持してしまう人もいるので困ったものです。


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