野村證券の個人型確定拠出年金はサービスはあるものの魅力的な商品が少なく検討対象外と思っていました。(この認識は正しかった)

しかし、以下で知ったのですが、どうやら野村證券の確定拠出年金は進化していたようです。
個人型確定拠出年金にちょっぴり嬉しいニュースが(cubの日記)


●野村証券の確定拠出年金の進化とは?
各種アセットにおいて低コストインデックスファンドの取り扱いを開始していました。
以下がそのファンドです。(カッコ内は税抜きの信託報酬)
 ・日本株:野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX (0.19%)
 ・国内債券:野村DC国内債券インデックスファンドNOMURA-BPI総合 (0.16%)
 ・先進国株:野村DC外国株式インデックスファンドMSCI-KOKUSAI (0.22%)
 ・新興国株:野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) (0.56%)
 ・先進国債券:野村DC外国債券インデックスファンド (0.21%)
 ・新興国債券:野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)(0.55%)

日本及び先進国の株式/債券に投資する投資信託が0.2%前後の信託報酬で購入できます。
新興国モノは高くなっていますが、それでも0.5%台と十分に低い水準です。
これは他社の個人型確定拠出年金と比較してもほぼ最低水準です。

今まで個人型確定拠出年金でのお勧め金融機関は以下の4つでした。
 ・SBI証券
 ・スルガ銀行
 ・琉球銀行
 ・岩手銀行

これら4つは以下のように口座維持手数料が安い取り扱いファンドの信託報酬が安いかに分けられます。
401k_compare_01

ここに野村証券をマップすると以下の通りです。
401k_compare_02


取り扱いファンドの信託報酬が安いグループの最有力候補に出てきます。


野村證券が個人型確定拠出年金を競争力あるものにしてきたのは、NISAが無関係とは思えません。
野村證券もテレビCMや口座保有者への資料送付などNISAによる顧客獲得に乗り出しており、個人口座獲得がホットになっています。

NISA導入によって、長期投資に向けた低分配ファンドが出てきたり、特定金融機関でしか買えなかったファンドが大手で買えるようになったり…とこれまでもNISAによって変わってきたことがいくつもありますが、野村證券の個人型確定拠出年金の商品充実はNISAの良い副作用ではないでしょうか。


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