今後登場する(だろう)大多数の個人投資家たちを想像してみます。

彼らが投資をするのに最適な商品はベンチャー系の運用会社が提供するバランスファンドではないでしょうか。

●アセットアロケーションを決めて各インデックスファンドにコツコツ投資
●月に一度のパフォーマンス確認
●1年に1回程度リバランス


「インデックス投資はこの程度の作業でいいので簡単♪」というのはインデックス投資ブロガーの主な意見です。
しかし、「息をするのも面倒で嫌だ」という多くの個人投資家にとっては上のような作業すら面倒くさいでしょう。


そんな彼らにとって良いのはベンチャー系のバランスファンドへ積立投資ではないでしょうか。

 ●自動的に引き落としで投資される
 ●アセットアロケーションは決めてくれる


これで自ら投資行動を取る必要はなくなります。財形貯蓄に近い感覚で投資できます。

加えて、ベンチャー系をお勧めするのは運用レポート等の独自性です。マスの投資家が普段から定期的に運用レポートを確認することなどないでしょう。しかし、ふと運用成績が気になった時、ベンチャー系で特色ある運用レポートの方が画一的な大手運用会社のレポートよりもとっつきやすいと思われます。(ベンチャー系でも画一的なレポートを出しているのではダメ)

最近は、ベンチャー系では日本株投資で好成績をあげているひふみ投信(ひふみプラス)、鎌倉投信(結い2101)が人気を集めていますが、バランス型ファンドも今後は広まっていってもいいんじゃないでしょうかね。

今のところはベンチャー系のバランスファンドとして良さそうなものはセゾン投信のセゾン・バンガードグローバルバランスファンドくらいしか見当たりません(もう少し低コストが出てもいい)が、このファンドが成長するのか。または新たに出てくるファンドがあるのか。そういうところにも期待したい。


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