●本エントリーを読み進めるにあたっての注意

ゆうきさんのホンネの資産運用セミナーの以下の2つも参考にしてください
 ・「いつかはゆかし」解約時にファンド売却を条件とするのは適切か?
 ・いつかはゆかしに対する疑問にアブラハムから返答

公開されている情報に基づいた検証になります

2013年2月8日時点の情報に基づいて記載しています


まず、アブラハム・プライベートバンク株式会社が提供する「いつかはゆかし」サービスの退会について事実の整理をします。

●公式サイトの退会に関するQ&A
QA退会_2013-02-08
積立投資の開始後に退会をご希望の場合は、それまでの投資資産のご換金をサポートさせていただきますので、そちらが完了してからのご退会という流れになります。

●アブラハム・プライベートバンク株式会社会員規約の第5章
会員が弊社からの助言指導により投資した助言対象ファンドを保有している場合は、当該助言対象ファンドの換金等が終わるまでは契約を終了できないものとします。


Q&Aを読んでも、会員規約を読んでも、「いつかをゆかし」で積立を開始した後に退会を希望した場合、投資資金の換金が完了してからでないと退会できないことが分かります。
なお、投資助言契約書にも甲が乙からの助言指導により投資した有価証券等を保有し続ける場合は、その有価証券等の換金等が終わるまでは、本投資助言契約は自動的に更新延長されるものとすると、換金が終わるまで契約は更新延長される=契約延長しないには換金の完了が必要という主旨の記述があります。



本題に移ります。

この契約解除の流れに対してゆうきさんは以下のような疑問を投げかけています。
投資助言として解除(解約)にあたって、投資商品の売却を条件とするのはおかしいのではないだろうか。

これに対してアブラハム・プライベートバンク サポートが回答(コメント)を書いており、それが不思議です。
ゆうきさまの「売却が退会の条件」というのは、語弊があり実態とは異なります。
かえる様や貴殿が拘られている「売却が条件」は因果関係や前後関係が逆です


上でも触れましたが、会員規約において「弊社からの助言指導により投資した助言対象ファンドを保有している場合は、当該助言対象ファンドの換金等が終わるまでは契約を終了できない」と宣言しているのです。公式ページのQ&Aも同じ趣旨のことが書いてあります。
会員規約に書かれている「当該助言対象ファンドの換金等が終わるまでは契約を終了できない」という文言を読めば「売却が退会の条件」と読む人が大多数と思われます。

それに対して、「ゆうきさまの「売却が退会の条件」というのは、語弊があり実態とは異なります。」などと説明するのはどういうことなのか。

「「売却が退会の条件」というのは、語弊があり実態とは異なります」と言うのであれば、会員規約や公式ページのQ&Aの記載は「金融商品取引契約の締結又はその勧誘に関して、顧客に対し虚偽のことを告げる行為」と定められた金融商品取引法の禁止行為に抵触してはいないのでしょうか・・・。


換金が終わらないと退会できないというサイト及び規約・契約書の説明と、「売却が退会の条件」と言うと語弊があるとか実態と異なるというサポートの説明にはギャップがあります。
残念ながら、私はこのような説明をしているサービスは信用できません。



※以下のように、Twitterにてアブラハム・プライベートバンク|サポート(@abraham_PB)がコメント欄で回答したことを表明していますので、ゆうきさんのブログに書き込まれたコメントは成りすましではなくアブラハムの公式見解のようです。



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