最近の大学生の就職活動では、親も注目を集めているようです。

Googleで「保護者向け セミナー 就活」のようなキーワードで検索すると就職に関する保護者向けセミナーの案内が多数見つかります。また、類似のキーワードで探すと、「親が今の就職活動の厳しさを分かってくれない」といった就活生側の嘆きも多数見つかります。

いや…まあ…あの…その…
就活で親が関わってはいけないというルールはありませんからいいのですが、どうして就職活動で親に相談するんでしょうか。1歩譲って親に相談するとしても、親が就職活動の状況を理解してくれないことを嘆くことは理解に苦しみます。


「来週は飲み会の幹事なんだけど、こんなお店で大丈夫かな?」
「来月の試験は何をどうやって勉強しよう?」

こんなことを親に相談しますかね。

大学生で就職活動をするという場合は、一般的に20歳を超えている年齢です。親が直接関係ない自分のことは自分で決めるものではないでしょうか。親に関係があることや親が非常に詳しくアドバイスを受けたい存在なら分かります。就活アドバイザーに意見を聞くのと同じです。しかし、そうでないなら親に相談することはないでしょう。
大学の試験でどうすればいいかを親に聞く人は少ないはずです。ならば、就職活動も親に聞くことはないでしょう。


親と自分は別人格であり、価値観は違います。自分はテレビドラマより野球が面白いと思っていても相手は野球よりテレビドラマかもしれません。そんな時にいかに野球の方が面白いかを説いても仕方ありません、それは相手の価値観です。
自分がやりたい仕事を親が高く評価してくれなかったり、親は親の仕事観を主張することもあるでしょうが、価値観が違うならば仕方ありません。

お互いに大人の別人格同士なのですから、相手には相手の価値観があるということで、親に理解を期待することが間違っています。
正確には「理解してくれることを期待をしてもいいが、その期待が実現しなかった時に落ち込むものではない。それが当たり前だ。」かな。


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