1. 過去の成績と将来の成績はイコールで結べない
各種研究で言われるように、過去に成績が良かったファンドを買っても将来にそのファンドたちの成績が良いことを示すわけではない。特定の期間と条件で区切った時には、過去のパフォーマンスとその後のパフォーマンスに相関がみられたという報告もあるが、データマイニングの可能性あり。
 ※「短い期間においては過去の傾向が続くのでは?」という説はある


2. アクティブファンド全体のリターンはインデックスファンドに負ける
アクティブファンド全体とインデックスファンドで比較すると、アクティブファンドの方が(高いコストの分だけ)成績が悪い。コストが高くなければ…


3. かかる費用が少ない方がいい
上のアクティブファンドの成績でも書いたように、コストはパフォーマンスを直接押し下げる原因になるので安い方がいい。


4. 良い投資信託を見抜くことは困難
仮に一定のスキルがあれば実力で儲けられるとしても、ファンドマネージャなどですら超過リターンを出すことが困難です。
ファンドマネージャですら良い銘柄選定が難しいというのに、ただの個人投資家が素晴らしい投資信託や株式銘柄を見抜いて超過リターンを出せるのか。


「良い投資信託を選ぼう」という全く意味のないアドバイスを書く人もいるが、そのような感情論ではなく、しっかりと事実に基づいた話を理解した上で、何にどう投資するかを考えればよいでしょう。

(※なお、上の4つはいずれもアクティブ運用がダメということを言ってはいない)


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