J.D. Powerが7月12日に「2012年日本投資サービス顧客満足度調査」の結果を発表しています。
プレスリリース

これによると各部門の1位は以下の通りです。
 ・対面銀行部門 : 三井住友銀行
 ・対面証券部門 : 野村證券
 ・新形態銀行 : 住信SBIネット銀行
 ・ネット証券 : SBI証券

対面-ネット/銀行-証券で分けたランキングはプレスリリースに書かれていますが、以下の3つを作ってみました。
 (1)銀行全体
 (2)証券全体
 (3)全部

rank_bank

rank_shouken

rank_all

最後を見ると一目瞭然ですが、上位はネット銀行/証券が独占です。

対面型では三井住友の542点が最高で、これは全てのネット証券/ネットバンクに負けています。(J.D. Powerの区分では新生銀行/シティバンク銀行が住信SBIネット銀行やソニー銀行などと同じ「新形態銀行」となっており、この区分で対面銀行/証券に負けているのはシティバンク銀行のみ)

銀行・証券会社の投資サービスに対する顧客満足度は業界全体として低く、特に対面銀行、対面証券部門の業界平均点(共に518ポイント)は、過去1年に当社が実施した様々な業界満足度調査の中で最低点である。例えば、生命保険業界では満足している人が全体の約6割を占めるが、対面銀行、対面証券部門では3割と約半数である。また、当社が北米で実施している投資サービス満足度調査(775ポイント)と比べても、その水準は非常に低い。

こんな結果も出ています。
業界間比較で最低点で、同じ業界で国外と比較しても完敗ということで、いいところなしの日本の顧客満足度調査の結果です。


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