日本の投資信託環境への不満はよく聞かれます。
野村證券をはじめとして繰り返される販売手数料が高いテーマ型投信の売り付け等々・・・私も言っています。

このような環境の改善が望まれてもいますが、このような環境が続くことは投資家に原因はないのでしょうか?

投資信託を取り巻く環境が良くならないのは、今のやり方で販売・運用会社が儲かるからです。彼らが考えているのは自分たちの利益を確保することですから儲かる話に群がります。販売手数料が高いテーマ型投信の営業が続くのは儲かるから。儲からない、もしくは他に儲かる方法があれば彼らはそちらに軸足を移します。

信託報酬が安い投資信託がなかなか設定されないのは、低コスト投信を販売しても資金が集まらないからです。

「悲しいけどこれ現実なのよね」


信託報酬が安い投資信託が設定されると最初の1か月で100億円も集まるようになれば、各社が低コスト投信を設定・販売するモチベーションも上がるでしょう。
さわかみファンドの澤上篤人氏の日本株買え買え煽りではありませんが、野村證券のテーマ型投信設定時の1/10以下でも低コスト投信に資金が流れるようになれば、日本の投資信託環境は劇的に変わります。
野村證券のテーマ型投信設定時の1/10以下でもエッジの効いたファンドに資金が流れるようになれば、日本の投資信託環境は劇的に変わります。


投資家からの販売手数料・信託報酬に支えられている投資信託販売・運用会社の生殺与奪を握っているのは投資家です。投資家が資金という最強の武器を使うことで彼らを変えることができます。


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