インデックスファンドと言うと、「TOPIXやMSCI Kokusaiのような株価指数などへの連動を目指す投資信託であり、ベンチマークからコスト分だけ成績が悪くなる」という認識を持たれているかもしれません。
しかし、株価指数をベンチマークとするインデックスファンドの多くはベンチマークを上回っています。
2例えば、各種アセットを取り揃えた低コストインデックスファンドシリーズとして名高い(?) SMTシリーズ(旧STAMシリーズ)とeMAXISシリーズを見てみます。
(1)SMTシリーズで最大の人気のSMTグローバル株式インデックス・オープン
半年に1回が決算期間であり、最新の2012年5月10日付の運用報告書によるとベンチマークに対して+1.5%です。
(2)eMAXISシリーズで最大の人気のeMAXIS新興国株式
年1回の決算期間であり、最新の2012年2月7日付の運用報告書によるとベンチマークに対して+2.7%です。
共にインデックスファンドはベンチマークを上回っています。
この2ファンドのみならず、他の低コストインデックスファンドを見ても同じ傾向が見て取れます。
「さすが合理的な投資方法と言われるインデックスファンド!!コストを支払ってなおベンチマークを上回るとは優秀すぎる!!」 …とはなりません。
種明かしは配当です。
ベンチマークが配当抜きに対して、ファンドには配当があるからです。
株式の配当率はインデックスによって違いますが、だいたい1-3%程度はあるでしょうか。この分だけファンドの成績はベンチマークより良くなります。配当抜き指数をベンチマークとする場合には、低コストオペレーションであればプラスに乖離するのが自然なことです(実際には配当にかかる税金も考慮の必要あり)
なお、面白いことに配当込み株価指数をベンチマークにしているファンドも少ないながら存在します。
以下に代表的ないくつかのインデックスファンドについてベンチマークとの乖離及びベンチマークの配当込み/除くを表にしてみました。(私のマニュアル操作による独自調べなので、正確には各ファンドの運用報告書等を見てください)
しかし、株価指数をベンチマークとするインデックスファンドの多くはベンチマークを上回っています。
2例えば、各種アセットを取り揃えた低コストインデックスファンドシリーズとして名高い(?) SMTシリーズ(旧STAMシリーズ)とeMAXISシリーズを見てみます。
(1)SMTシリーズで最大の人気のSMTグローバル株式インデックス・オープン
半年に1回が決算期間であり、最新の2012年5月10日付の運用報告書によるとベンチマークに対して+1.5%です。
(2)eMAXISシリーズで最大の人気のeMAXIS新興国株式
年1回の決算期間であり、最新の2012年2月7日付の運用報告書によるとベンチマークに対して+2.7%です。
共にインデックスファンドはベンチマークを上回っています。
この2ファンドのみならず、他の低コストインデックスファンドを見ても同じ傾向が見て取れます。
「さすが合理的な投資方法と言われるインデックスファンド!!コストを支払ってなおベンチマークを上回るとは優秀すぎる!!」 …とはなりません。
種明かしは配当です。
ベンチマークが配当抜きに対して、ファンドには配当があるからです。
株式の配当率はインデックスによって違いますが、だいたい1-3%程度はあるでしょうか。この分だけファンドの成績はベンチマークより良くなります。配当抜き指数をベンチマークとする場合には、低コストオペレーションであればプラスに乖離するのが自然なことです(実際には配当にかかる税金も考慮の必要あり)
なお、面白いことに配当込み株価指数をベンチマークにしているファンドも少ないながら存在します。
以下に代表的ないくつかのインデックスファンドについてベンチマークとの乖離及びベンチマークの配当込み/除くを表にしてみました。(私のマニュアル操作による独自調べなので、正確には各ファンドの運用報告書等を見てください)
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年金運用の現場では配当込みが当然のように使われているので、全く意識していませんでした。
参考になります。
あと、外国株の場合は、為替レートも影響しますね。
(プラスにもマイナスにもなりますが・・・)
個人的には、揃えてほしいと思っています。