確定拠出年金は素晴らしい魅力がある制度です。

【確定拠出年金のメリット】
・個人が拠出した拠出金は全額所得控除の対象
・(特に企業型の場合)低コストの運用商品が提供されていることが多い
・運用中は非課税


しかし、確定拠出年金には2つの罠があります。

【罠1: 特別法人税】
くすぶり続けている罠です。
現在は租税特別措置法によって平成26年3月31日まで課税が凍結されていますが、確定拠出年金では運用資産に対して年間約1.2%の特別法人税がかかります。
今までは延長、延長・・・となっているが、この暫定措置が延長されるとは限りません。
現在の低金利下で特別法人税を復活させると、元本保証/確保商品が元本割れしてしまうので復活させづらいと思いますが安心できないのがこの特別法人税です。

【罠2: 追加拠出も撤退もできないことがある】
企業型確定拠出年金がある企業で確定拠出年金に加入していて、次のようになるケースは注意が必要です。
　(1) 公務員になる場合
　(2) 国民年金第3号になる場合
　(3) 他の年金制度があるが確定拠出年金が無い企業に就職する場合
この場合、個人型確定拠出年金に移管できても追加で拠出することはできません。
　※参考：確定拠出年金（企業型）の制度導入企業を退職しましたが、移換手続きが必要ですか？ (三菱UFJ東京銀行)

これらの罠は厚生労働省も認識されていることでもあり改善を期待したい…


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