「インデックス投資に理論は無い」は煽りすぎですが、実際大した理論は無いと思います。

インデックス投資を以下のように定義します。
 ・インデックスファンドを使って
 ・アセットアロケーションを決めて
 ・国内外の株や債券に分散して
 ・原則Buy&Hold

この方法が長期間の投資において合理的な方法だという主張がされます(私もします)。
さらに、この投資方法は時にはスマートな投資などと紹介されることもあります。

しかし、この投資は決して明確な科学的な理論によって支えられているものではなく、現実の積み重ねによって支えらえている投資方法です。


CAPM、効率的市場仮説・・・などといろいろもっともらしい説がありますが、結局は現実の積み重ねです。
効率的市場仮説では情報が瞬時に市場に伝わって株価に反映される…という話をしていますが、それを直接示したという話は聞きません。効率的市場仮説をサポートしているのは現実のデータです。
テクニカル分析があまり有効ではないとか、アクティブファンドマネージャのパフォーマンスが良くはない、のような検証結果によって支えられています。
実はものすごく泥臭い「現実がこうなんだから、正しそうだ」という話です。


テクニカル分析やファンダメンタル分析などの方が「(テクニカルやファンダメンタルの)指標がこうなったら、こうなるはずだ」とよほど理論を重視しており、インデックス投資はもっと泥臭いものです。


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