ヘッジファンドのように絶対的利益を追求するファンドが、Buy&Holdに対して圧倒的な優位性を示せておりません。(HFRX指数を見てもイマイチ)
市場はだいたい無効率的といっても多少のミスプライスはあるでしょうし、通常の個人投資家とは違うプロ集団であれば何らかの裁定で利益を出すことも可能でしょう。
しかし、それでもBuy&Holdに対する優位性は示されていません。

それはプラスで推移しているベータの存在でしょう。

一般的に株式や債券のリスク資産買い持ちは、リスクプレミアムとして期待リターンがプラスと言われています(株式の期待リターンは無リスク資産+5%等々・・・)。

そうすると、Buy&Holdは値動きは上下するもののプラスの期待リターンがあります。

しかし、絶対的利益を追求するファンドの場合は、そのベータがなくなります。
ロング・ショートであれば相殺しあってベータが減ってしまいます。イベントドリブンでタイミングを待っている間はベータは取れません。つまり、スタート地点が0です。

相手はバカみたいにBuy&Holdで追加のリターンがありませんが、すでに無リスク資産+リスクプレミアム分の点数を確保しています。
これに勝つだけの点数を自力で稼ぎださないといけません。これが絶対的利益追求の難しいところでしょう。(元本を減らさない右肩上がりの運用を目指すだけならMMFで十分です)


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