世の中には様々な投資のセオリーががあります。
Buy&Holdの長期コツコツ投資でも、短期トレーディングでも様々な合理的とされるセオリーが存在します。

しかし、残念ながら人間は非合理的な存在です。行動経済学のオーバーコンフィデンスバイアスの存在を知っている人ですらオーバーコンフィデンスバイアスの呪縛からは簡単に逃れられません。
そうすると、合理的な理論を頭で理解していても非合理的な行動をとってしまいかねません。(自信を持った短期トレードのはずが自分の思惑と逆に動いた時、自分の間違いを認めたくないと思い、ルールを破ってナンピンしてしまうなど)

合理的な投資セオリーが知っていても、非合理な自分という存在が合理的な投資を妨害します。
そんな非合理的な人間が合理的に投資するには、非合理性をぶつけることが非常に有効です。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーにて何度か取り上げられている投資を継続する方法などがまさにそれです。

「積み立て投資は資産価値が増えても嬉しいし、資産価値が下がれば安く買いつけできるので嬉しい」というのはただのおまじないやお守りの類です。
しかし、リーマンショックなどの危機的状況では耐えきれなくなって損切りしまったり、皆が儲けている局面ではバスに乗り遅れるなとばかりに過大にリスクを取りがちになってしまうのが人間の非合理性です。そのような非合理性を打ち破るには非合理性をぶつけることは一つの手段です。(お守りそのものには価値はないが、お守りがあると思うことで一歩を踏み出せるなら価値がある)

合理的な行動を行うために、悟るかのごとくひたすらに非合理性を排除していくのも一つのアプローチです。
しかし、非合理性に非合理性をぶつけることで強引に合理的行動に軌道修正するのも一つの手です。
非合理性の排除の難しさを考えると、後者の方が人間としては自然な方向かと思います。


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