さて、いろいろと批判をしている資産倍増プロジェクトネタです。 (追加専用ファンドは後日)

「投信におけるネット証券のシェアを高めることで、利益が出るようになるのだから、まずは売れ筋商品を提供することは間違いではない・・・」と中の方が主張しており、ここが批判のポイントにもなっています。

しかし、このエントリーではその善し悪しではなくネット証券のシェアを高める方法を考えてみます。


「人を雇って、ネット証券会社で投信を買うように営業すればいいんじゃね?」

これが1つの案です。
ネット証券=実店舗を持たないというイメージがありますが、SBI証券のように店舗を設けている事例もあります。人を雇って営業をしていけないわけではありません。

このネット証券の営業は、投資信託の購入を勧めるだけの対面型の営業と違い、ネットで投資信託を買うことのメリットも強くアピールします。
インターネット取引のメリットはコストだけではありません。わざわざ店に足を運んだり電話したりせずに、インターネットの少しの操作で売買できます。私のようなネット取引ユーザがネットを使うのはコストが安いだけが理由ではありません。手続きの簡単さは大きなメリットです。
高齢者になるとインターネットアレルギーの人もいるかもしれませんが、団塊の世代は仕事でPCも使っており、十分にネットになじんでいる世代です。また最近はスマートフォンを使ったりもしています。インターネット取引のメリットを理解できる素養をもった潜在的顧客は十分にいます。
何でしたら、営業ではパソコンの前で優しく操作説明を教えてあげてもいいでしょう。初めての取引の時は隣に座って投資信託購入の操作を手取り教えてあげてはいかがでしょうか。

この方法は初期コストはかかります。しかし、ネット取引の便利さを知ってくれれば、後はインターネットで取引をしてくれるようになる顧客が何割かいるでしょう。彼らへの継続的な営業コストは不要になります。
この案で成功するかは全く分かりませんが、シェアをとりたいのであれば、このような案はいかがでしょうか?

単純にファンドを投入してなんとなくイベントをやっているだけではシェアを奪うことは容易ではないと思います。


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