自身の反省をこめてのエントリーです。
投資信託の投資ブログを見ていると、リスク資産の資産配分をアセットアロケーションとして紹介しているように見えることが良くあります。(私のブログ含む)

しかし、本当の意味では「アセットアロケーション≠リスク資産の資産配分」です。
各ブログの管理人も分かっていないわけではありません。分かっているのですが、「自分達にとってはあまりに自明すぎること」「金融資産の公開範囲」などから省かれていることが多くなっています。
常連の読者はそれでよいでしょうが、最近資産運用の世界に入ってきた人は勘違いをするのではないかと思った次第です。

まず、投資ブログでは、基本的にはリスク資産への投資額しか公開されていません
生活費や生活防衛資金は別途確保と書かれていたりもしますが、あまり日々のブログ運営で強調されていません。
しかし、この株式などに投資していない預金など無リスク資産で運用されている資金が重要なのです。

本来のアセットアロケーションは「リスク資産+生活防衛資金を含めた無リスク資産」です。

長期のBuy&Holdを考えるインデックス投資家は、この無リスク資産でリスクをコントロールしています。
リスク回避的な人は生活防衛資金を多めに取ります。リスク選好の人は生活防衛資金を少なくします。リスク資産の中で債券比率を増やすだけがリスクを下げる方法ではありません。
主な投信ブロガーはこれをやっているのですが、あまり積極的にブログでは公表していません。
それ故か、この投資信託や株式以外の資産が認識されていないケースは結構あるようです。そして、おかしな勘違いをして投資してしまう人や誤った認識に基づくインデックス投資への批判も聞こえてきます。


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