[投資信託でよくある勘違い]シリーズです。

「1万円で買付手数料3.15%のファンドを買った時の手数料は315円」

細かい話ですが、このような勘違いがあります。

支払った総額の3.15%が買付手数料になるのであれば、1万円×3.15%=315円で正解です。
しかし、買付手数料は購入したい金額の3.15%を上乗せして払うことになります。
手数料を除いた投資信託そのものを1万円買うのであれば、手数料は315円で総支払額は10315円になります。
では、「投資信託の代金+買付手数料」で1万円の場合、買付手数料はいくらなのでしょうか?

これを式で表すと、次のようになります。
 ・「投資信託の代金 +「投資信託の代金×3.15%」 = 「1万円」
要するに買付手数料は 10000÷103.15×3.15=305.38円になります。

非常に細かい話ですが、「買付手数料の金額がおかしい」という意見をときどき見かけるので書いてみました。

【参考】
[投資信託でよくある勘違い] 基準価額が低いファンドは割安
[投資信託でよくある勘違い] 信託報酬は別途支払う
[投資信託でよくある勘違い] 分配金は預金の金利のように元本と別にもらえるもの
[投資信託でよくある勘違い] 高金利通貨はハイリスクだけどハイリターン


【関連コンテンツ】