[投資信託でよくある勘違いシリーズ]です。


「基準価額が低いファンドは割安になっていてお買い得」

これは良くある勘違いです。

・基準価額10000円のファンド
・基準価額4000円のファンド
同じ先進国株式に投資する投資信託で、上の2ファンドがあった場合、どちらに投資しても同じです。4000円のファンドが割安ということはありません。

基準価額10000円のファンドが11000円へと10%値上がりすれば、基準価額4000円のファンドの値上がりも10%で基準価額は4400円になります。
割安と勘違いしている人は、基準価額10000円のファンドが1000円値上がりした時に、基準価額4000円のファンドも1000円値上がりすると思っているのかもしれませんが、それは違います。

同じ1万円のホールケーキを4個に分けるか、10個に分けるかの違いです。
4個に切られたホールケーキも、10個に切られたホールケーキも同じ1万円です。


基準価額が大きいファンドはその分値動きが大きくなり、基準価額が小さいファンドはその分値動きが小さくなります。投資信託で大事なのは基準価額の値幅ではなく、変動率です。


まとめ
・2つのファンドの基準価額を比較して、どちらかが割安(割高)ということない
・基準価額の値幅ではなく変動率が大事


【参考】
[投資信託でよくある勘違い] 信託報酬は別途支払う


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