『ネット証券における投信販売はどうあるべきか』
『ネット証券における投信販売はどうあるべきか - ネット生保(ライフネット生命)に学ぶ』
こんなテーマで書いてきましたが、その続き(?)です。
プロジェクトに参加しているネット証券4社にその自覚が無いはずはないと思うのですが、「資産倍増プロジェクト」を見ている限り、株式取引で顧客を獲得した成功体験を、投資信託にもそのまま持ち込んでいるようにしか思えません。
それはいかんでしょう。
ネット証券は松井証券、SBI証券、楽天証券などが安い手数料などを謳い文句にしながら、株式取引の個人顧客の多くを獲得してきました。 (参考:『「ネットトレーダー向け総合サイトを志向するインターネット証券会社』/日本証券経済研究所)
しかし、残念なことに株式と投資信託は全く違います。
株式の場合は、安い手数料も魅力以上にネットで注文→約定が決め手です。
短期取引はスピードが命です。証券会社の店舗まで行って注文していては間に合いません。電話で注文を出していても遅すぎます。
ネット証券が株式取引で顧客を集められたのは、(株式の)短期取引とインターネットによる即時注文→約定の親和性の高さゆえです。ここが重要です。
一方、投資信託は株式の短期取引ほどの迅速さは要求されません。1日1回の約定タイミングですから、24時間以内の注文なら同じタイミングで約定します。
株式の世界では、「同じ商品をより早く約定させてより安い手数料にする」ことで顧客を奪えました。
しかし、投資信託の世界では、「同じ商品をより早く約定させてより安い手数料にする」では顧客は奪えません。
私自身もよくネット証券で投信を買うようになったものだと思います。
株式やFXや先物など多くの商品がある中で、投資信託というカテゴリーを選ぶことすら奇跡的です。さらにその投資信託カテゴリーの中に何百もの投資信託がある。
「検索して探せ?」なんて面倒くさいったらありゃしない。いまだネット証券の投資信託のトップページから検索することはものすごく面倒に感じます。
購入時の手数料が1〜3%程度安いくらいで、投資に初めて手を出すような人がこの面倒さを超えてくれると期待するのは楽観的すぎるでしょう。
株式投資における約定の速さのように、何らかの訴求ポイントが必要です。
『ネット証券における投信販売はどうあるべきか - ネット生保(ライフネット生命)に学ぶ』
こんなテーマで書いてきましたが、その続き(?)です。
プロジェクトに参加しているネット証券4社にその自覚が無いはずはないと思うのですが、「資産倍増プロジェクト」を見ている限り、株式取引で顧客を獲得した成功体験を、投資信託にもそのまま持ち込んでいるようにしか思えません。
それはいかんでしょう。
ネット証券は松井証券、SBI証券、楽天証券などが安い手数料などを謳い文句にしながら、株式取引の個人顧客の多くを獲得してきました。 (参考:『「ネットトレーダー向け総合サイトを志向するインターネット証券会社』/日本証券経済研究所)
しかし、残念なことに株式と投資信託は全く違います。
株式の場合は、安い手数料も魅力以上にネットで注文→約定が決め手です。
短期取引はスピードが命です。証券会社の店舗まで行って注文していては間に合いません。電話で注文を出していても遅すぎます。
ネット証券が株式取引で顧客を集められたのは、(株式の)短期取引とインターネットによる即時注文→約定の親和性の高さゆえです。ここが重要です。
一方、投資信託は株式の短期取引ほどの迅速さは要求されません。1日1回の約定タイミングですから、24時間以内の注文なら同じタイミングで約定します。
株式の世界では、「同じ商品をより早く約定させてより安い手数料にする」ことで顧客を奪えました。
しかし、投資信託の世界では、「同じ商品をより早く約定させてより安い手数料にする」では顧客は奪えません。
私自身もよくネット証券で投信を買うようになったものだと思います。
株式やFXや先物など多くの商品がある中で、投資信託というカテゴリーを選ぶことすら奇跡的です。さらにその投資信託カテゴリーの中に何百もの投資信託がある。
「検索して探せ?」なんて面倒くさいったらありゃしない。いまだネット証券の投資信託のトップページから検索することはものすごく面倒に感じます。
購入時の手数料が1〜3%程度安いくらいで、投資に初めて手を出すような人がこの面倒さを超えてくれると期待するのは楽観的すぎるでしょう。
株式投資における約定の速さのように、何らかの訴求ポイントが必要です。
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切れ味の鋭いご意見をいつも拝見させていただいております。
ネット証券4社の意見が本当にまとまっているとは言えないように感じています。たとえばマネックスの松本さんは新興国中小型株ファンドにはそれなりの思い入れと確信がおありになるようです、しかし最後に出た毎月分配型のファンドに関して言及しているのを見たことはありません。
指揮系統の分散化は連合軍の大きな弱点といえるでしょう。そういった意味から、今回の企画が実施段階レベルにおいて「何となく売れ線のファンドの種類を集めてみた・・・」ということに落ちついたと想像しています。
まぁ、何はともあれ動き出しました。この企画で3年後に売り上げの15%を占めることができるのか、見守ってみようと思ってます。
ところで、る〜さ〜!さんは本当に意見や批判を素直に受け入れるという思いがあるように思われますか?
私にはとりあえず予防線を張ったというようにしか思えません。もし真に意見を求めるならば質問受け付けの形を整えるべきでしょう。
今のやりようは、人気ブログをいくらか覗いてコメントつけて、お茶を濁しているだけです。
最後はまとまりの無いことになりました、これからも覗かせていただきます。がんばってください^^