吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

 コメント一覧 (13)

1. • 1. タカちゃん
   • 2011年07月01日 00:22
   • この記事を書いている人が「少子高齢化によって景気が悪くなるとは短絡的には言えないが、このシナリオでは、為替相場は円安傾向になる可能性が高い。」と言っています。
     また、目黒政明（ファイナンシャルプランナー）1959年生まれ。慶応大学法学部卒業となっています。
     これは、20年後の為に書いておきます。
     
     本題の預金はインフレに弱いって言う決まり文句に401Kで定期預金を選ぶ人に対して書かれる事が多いようです。
     でも一般的な国ではインフレになれば預金金利が上がって、長期的にはインフレと預金金利とはそんなに変わらないぐらいになる程度には考えています。
     例外は中国で、歪な資本主義を真似るのはバブルを発生させる根源で、現在の中国の預金金利よりもインフレ率の方が明らかに高くて、特に生鮮食料品の価格上昇が著しいそうです。
     下手に中国が利上げに踏み切れば不動産バブルが崩壊し、物価上昇や所得格差の不満が爆発する恐れがあります。
     結局は、実質金利がマイナス状態を容認せざるを得ないので、中国は現時点では預金にするのが一番馬鹿らしそうに見えます（見えるだけ？）。
2. • 2. PET
   • 2011年07月01日 17:40
   • 経済学者の吉本佳生さんも「最強のインフレ対策商品は普通預金」と仰ってました。
     株式のインフレ対策については、良く聞くのですが、半信半疑だったりします。株式会社の資産に現金が多いのなら企業価値は下がりますし、インフレ時の経済に対応出来ない会社の株式はヘッジにはならないと思っています。それでも、固定資産が多めの会社なら、裏でモノを保有していることになるので、多少のヘッジは出来そうな気がしていますが...
3. • 3. mushoku2006
   • 2011年07月01日 21:47
   • 一般論として、株が預金などよりインフレに強いかどうかは疑問です。
     企業ごとに対応能力は異なるのでは？と。
     私が必死になって買っている商社株は、インフレであれば、間違いなく儲かると思いますが。（＾＾）
     
     無難に預金が資産運用的に正解だと思います。
4. • 4. 吊られた男
   • 2011年07月01日 22:42
   • ＞タカちゃん
     
     今の中国もそうですし、少し前の日本のように金利に制限がかかっている場合は少し話が違いますね。まあ、そういう政治的な要因は排除して・・・という話にはなりますが、自由化された世界では預金金利≒インフレ率だと思います。
     
     
     ＞PETさん
     
     株式は単純に期待リターンがインフレ率より高いというだけだと思います。相関は？？？。
     だから株式はインフレ率より資産を増やそうとするには適した資産ですが、インフレに対して購買力を守るためには向いていないというのが私の認識です。
     
     
     ＞mushoku2006さん
     
     PETさんのコメントにも書きましたが、株は期待リターンがインフレ率より高いというだけでしょうね。
5. • 5. PET
   • 2011年07月02日 09:04
   • ふと思ったのですが、「株式の期待リターンがインフレ率より高い」、ってことは、仮にインフレが起きたとすれば、期待リターンはインフレ率より高くなる（インフレ率の方が高くなるのならリスク資産に投資する意味が無い）→少なからずインフレに対応できると言える？　とも考えたのですが、とんちんかんなロジックでしょうか？
     
     株式＝インフレ対策というのは真っ向から受け止められないのですが、全く違うのか？　というのも何か疑問で、自分の中で結論が出せていなくて...
     
     私はインフレ対策には株式よりも不動産やモノの資産だと思っています。
6. • 6. ekrpat
   • 2011年07月02日 09:46
   • 自由化された世界ではスタグフレーション(不景気で低金利にも関わらず物価上昇)は理屈の上では起こらない、ということでしょうか？
7. • 7. とおりすがり
   • 2011年07月02日 19:34
   • 吊られた男様
     
     「預金がインフレに弱くて、株がインフレに強い」は、フローではなくストックの価格上昇が念頭にあるのでは？
8. • 8. telesienna
   • 2011年07月02日 22:00
   • 　１年ものの定期預金は景気の上下にかかわらず金融資産の運用成績ランクでは比較的上位になりそうですね。運用が悪化しても名目で目減りせず実質でもほとんど目減りしなさそうなのはリスク資産に対する大きな強みです。
     　ただオイルショックなど突発的な出来事で物価急上昇するときは物価上昇率を下回ることが多いようですね。とはいえ株式などインフレに強い資産も経済成長を先取りするからインフレに強いのであり、物価急上昇は経済に悪影響となることが多いので下落するパターンになりやすいので突発の出来事が起きたときはどの資産の保有も微妙そうですね。
     　あと株式はインフレ対策には微妙だと思っています。なぜなら前述のように経済成長先取りなので悪化も先取りになりますし、物価急上昇にはついていけないからです。
     　対策となるとバブルになりそうな資産を購入し下落前のタイミングでおりる戦略になるでしょうが、それはかなりの離れ業になるわけで…。
9. • 9. 吊られた男
   • 2011年07月02日 22:15
   • ＞PETさん
     
     相関関係が重要だと思います。
     期待リターンは高くても・・・仮に相関係数が-1だと、インフレ時に株式は下がることになります。
     そうすると期待リターンは高いのに、インフレが続く時期に遭遇すると株式はどんどん目減りすることになってしまいます。(デフレが来た時に一気に株価が急上昇して過去のインフレ分も超過するリターンを得る)
     
     実際には相関係数が-1ということではありませんが、相関が弱い株式はインフレへの防御用の商品ではないように思います。
     
     
     ＞ekrpatさん
     
     スタグフレーションは起こると思います。しかし、スタグフレーションは(1)不景気、(2)物価上昇の2つであり、低金利は要件ではないはずです。
     仮に年50%のような高いインフレ率の時に金利が低金利と言うこともないでしょう(貸す馬鹿がいません)
     
     
     ＞とおりすがりさん
     
     ストックの価格上昇が念頭にあるのだと思いますが、実際にインフレ時に価が上昇しているという実績がないのです。
     
     『「株はインフレに強い」は本当かどうか検証しよう―株価は物価に1勝4敗！？』
     http://www.toyokeizai.net/money/investment/detail_column4/AC/9be2a15a53a6c314e7250db9dd779685/
10. • 10. 吊られた男
    • 2011年07月02日 22:19
    • ＞telesiennaさん
      
      これは実績もないのでわからないのですが、今オイルショック程度のショックがあった場合には、普通預金や1年以下の期間の短い定期預金はほぼ対応できるような気がしています。
      
      オイルショックのころは、金利自由化前で金利規制があったために、で物価が上がっても金利を上げることができませんでしたので今の方が対応力は高いと思っています。
      
      
      そして、株は東洋経済オンラインの角川氏が書かれてもいるように、かなり怪しい気がしています。
11. • 11. 年収２００万
    • 2011年07月02日 23:51
    • 同感です 変動１０年は私にとって｢欲しくない商品｣になりました 皮肉になりますが、財務省には座布団一枚！という気分です また示唆に富むエントリーを期待しております とても冷静なテーマ解析、いつも読ませていただいています
12. • 12. sio
    • 2011年07月03日 18:56
    • 問題は、預金で運用したとして本当にインフレ率を上回るリターンが得られるかどうかですよね。
      
      チャールズ・エリス『敗者のゲーム』では、
      1964年から2000年までの間に米国短期財務証券で運用した場合、
      当初100万ドルだった元本は、インフレ調整後で80万ドルまで減少するとのデータが示されています。
      (TBは満期1年以内の割引債券であり、定期預金に近い金融商品です)
      
      ハイパーインフレ下のアルゼンチンでは、インフレ率に合わせ預金金利が数千%まで上昇したとのことですが、
      その金利で預けた結果、購買力を守ることは出来たのでしょうか?
      預金金利が1千%あっても、インフレ率が2千%ならば購買力を維持できたとはいえないと思います。
13. • 13. 吊られた男
    • 2011年07月03日 21:09
    • ＞年収200万さん
      
      今の低金利が続くと読むならば投資の市街のある金融商品ですが、そんなケースに賭ける気はしません。
      財務省もおもしろい商品を作りましたね。
      
      
      ＞sioさん
      
      確かに預金が必ずインフレ率を超えるかに多少怪しい点はあります。
      ただ、『敗者のゲーム』の1964年→2000年の比較の一般化はかなり怪しいです。
      
      (1)『敗者のゲーム』の財務省証券シミュレーションでは税金の影響が大きく、税金だけで1/2.43になっています。仮に税金の影響がもう少し小さければ元本の100%を維持できるので、ここは税制しだいかと。
      
      (2)実は『敗者のゲーム』の中で各資産のインフレ調整後の超長期平均年間収益率を書いており財務省証券は1.25%となっています。
      超長期で1.25%となっているのに、特定の35年間だけを切り出して財務省証券がマイナスだったという説明は何か恣意的なものを感じてしまいます。
      
      (3)アメリカでは大恐慌以降、40年ほどの長期にわたって金利規制がありました。預金獲得のために銀行が金利を上げていたのですが、それが規制されたために高い金利を受け取ることができませんでした。この規制がなければ、より高い金利収益を受けとれていた可能性があります。