東洋経済オンライン】 > 「角川総一の投資つれづれ草」 > 『(第20回)なぜ個別ファンドの元データは公開されないのか』にて当ブログのエントリーが紹介されました。
紹介されたのは『ファンドデータ提供を運用会社に希望したい』というエントリーです。

あまり自分のブログが掲載/紹介されたことを積極的に書きたいとは思わないのですが、この角川総一氏のコラムは好きなコラムの1つですので、ここで紹介されたことは嬉しい限りです。

私が特に好きな回の1つの『(第9回)外債ファンドの比較情報を今、私が評価機関に求める理由』は2010年5月25日と約1年前の記事で、この回も投資信託のデータについて書かれています。
1986年ごろ、私は投資信託のデータベースを作ろうと思い立った。動機は単純だ。債券の専門紙である公社債新聞社や日本債券新聞社を辞して独立後しばらくは、マネー雑誌等に寄稿することで文字どおり糊口をしのいでいた。

 その時期に、証券取引法(当時。現在の金融商品取引法)が規定する3大有価証券のうち、株券や債券については個別銘柄レベルでのデータベースが整備されているのに、投資信託についてのデータベースはまったくお粗末極まりないことを思い知らされたからだ。
その記事中に上のような記述もあり、「何たる殿様商売な業界だったものだ」と思いながら読みました。

(その好きな角川氏のコラムに紹介されて少し有頂天になっている吊られた男です)


さて、投資信託のデータ開示の件に戻ります。
角川氏の今回のエントリーでも書かれていますし、私も書きましたが、是非とも投資信託のデータ開示はお願いしたいです。
角川氏も書かれているように「基準価額」「純資産額」「期中支払い収益分配金」という3項目の月次データは最低限の水準です。これがあれば、大体のパフォーマンス比較はできます。
しかし、せめて上記3項目の日次データも欲しいです。日次データがあれば、リーマンショックや東日本大震災明けの2011年3月14日のように急激な変動があった場合の値動きや資金の流出入まで計算できます。個人投資家がどのようなタイミングでどのようなファンドに買いや売りを入れるのかなどを検討できます。
欲を言うと、デュレーションなどいろいろ欲しいデータはありますが、まずはこの3項目の日次データを希望します。


最後に、私の先のエントリーで書いた〆の文章と、今回の角川氏のコラムの〆の文章を紹介させていただきます。
このようなファンドのデータは、いろいろな検証をするときなどに非常に役に立ちます。それほど需要が無いのかもしれませんが、それでも大したコストもかからずに提供できるデータだと思いますので、是非とも公開していただきたいと思っています。
それが回りまわって投資信託の情報増大につながり、資金流入に繋がるというストーリーも考えられるのではないでしょうか。 (吊られた男)
 「そこまで元データを要求している人はいないよ」との声が聞こえてきそうだ。しかし、それは違う。手段が変わることにより結果は変わりうる。「あ、こんなデータがあるなら、こんな分析ができそうだ」と気づく人は決して少なくないはずだ。そうしたレベルの受益者は、確実に育ってきている。

 これまで投資信託の運用会社・販売会社・評価会社すら思いもよらなかった分析手法が、草の根レベルで生み出される可能性もある。それはほかでもない、投資信託業界のレベルアップにもつながることである。 (角川氏)


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