住宅ローンで、変動金利を選択する顧客の割合が増えて約9割が変動金利という話を聞きました。

その一方、個人の国債購入に目を向けると利付き10年と変動10年では、変動10年が意外と善戦しているようです。

短期金利と長期金利を完全に同一視はできませんが、住宅ローンで固定より変動を好む人は金利は上昇しないという思惑があるわけです。それならば国債に関する評価でも金利が上がらないと考えて、国債購入では変動金利を避けるのが合理的な選択なはずです。

住宅ローンでも国債購入でも変動金利を選ぶ人は非合理的と言えるかもしれません。
(現金一括で購入できるのにあえて低金利での資金調達として変動金利で借り入れるような人は除きます。または、変動/固定金利同士で相殺してトータルでのリスクを減少させるという高度な考え方の場合も非合理的とは言えないかもしれません)


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