先の投信ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤーの次なる姿?では、結構厳しい意見を言いたい放題に書きました。「投信ブロガーが選ぶ」という冠を持つ以上はそうあるべきではないか・・・という立場からの意見です。

しかし、その提言が実現してしまった時には一つ問題が生じます。「投信ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤー」(以下FOY)設立時のひとつの目的が失われるかもしれません。「投資家の声を集めて日本の投資環境を良くしたい」という目的がありました。

やってみなければ分かりませんが、仮にアクティブファンド投資家も混ざって投票となると純資産総額費や売上ランキングに近い順位になってしまうかもしれません。単純化すると・・・
「たくさん売れているファンドはたくさんの人が買っているファンド」
→「投信ブロガーも投資家なのでたくさんの人が買っていそう」
→「買っているのだから投票する」
という流れが考えられます。
投信ブロガーは世間一般よりインデックス派や流行を追わない人が多そうですが、それでも世間一般の流れに近くなりそうです。

そこで、上の「投資家の声を集めて日本の投資環境を良くしたい」という理念を考えるためには「投資信託環境を良くする会」を設けてはいかがでしょう。
なにやら堅苦しいことを書いているようにも見えますが、堅苦しく考えずに今のFOYの体制に近いものと考えて良さそうです。そこで会員を募集し(今のFOY投票呼びかけのようなもの)、年に1回くらい意見を集めてはどうでしょう。


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