T&Dアセット、「超長期国債ファンド(毎月決算型)」を11月9日設定(ロイター)
『超長期国債ファンド(毎月決算型)』の特徴をまとめると次の通り
●超長期国債に投資する
●ラダー型の運用で平均残存期間を15年程度に保つ
●信託報酬は0.3885%
●毎月決算型


以前、残存期間の長い国債をラダーで組むようなパッシブ国債ファンドが欲しいということを書きました。 (参考)
そのようなファンドが登場していました。

信託報酬がCMAM国内債券と同水準と安く、ノーロードだとかなりの低コストファンドです。しかし、今のところはT&Dアセットマネジメントの直販で販売手数料が2.1%以内ということです。

販売手数料が2.1%ということが残念ですが、こういう仕組みのファンドはいい選択肢になります。日本が遠くない将来に財政破綻してインフレ率上昇・金利上昇が起こると予想しているのであれば、ラダー型でもデュレーションが長いこのファンドは危険です。しかし、そのような危機が起こらずにある程度の景気循環の中に収まると考えているのであれば、超長期国債のラダー型運用ファンドは検討の余地があるファンドです。

超長期国債のラダー型運用+毎月決算型は資産取り崩し世代の運用商品のひとつにしてもいいのではないでしょうか?
それに合わせて『超長期国債ファンド(年1回決算型)』を作れないものでしょうか。
・資産取り崩し世代には『超長期国債ファンド(毎月決算型)』
・資産形成世代には『超長期国債ファンド(年1回決算型)』

こんな2本立てであっても面白いと思います。もちろんノーロードを期待します。


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