世間でも話題から消え去ってしまっている感がある子ども手当。
制度が決まるまでは注目だが、いざ実行フェーズになると注目度が下がるのはマスコミもブログもお約束か。

児童手当もロクに確認していませんでしたが、6月の給与を確認するついでに給与振込口座の入出金を確認したら子ども手当が振り込まれていました。



これで再確認したことが1つ。

児童手当が子ども手当になっても、やっぱり子ども手当は子どものために使わないということです。
娘関係で食費、衣服代、保育料、おもちゃ代、日用品・・・といろいろお金は使います。しかし、子ども手当の有無は一切気にしていません。
子ども手当があるから1万3千円多くなることはありません。逆に子ども手当が無くなっても娘関係の支出が1万3千円減ることもありません。
今までの児童手当も同じでした。児童手当が無くても同じものを娘のものとして買っていたでしょう。

児童手当や子ども手当はどこにいくかというと、子ども以外の世帯の支出や貯蓄に回ります。

こういう家は多いのではないでしょうか?給与で考えてもそうでしょう。
不況で旦那の賞与が少し減ったところで子ども関係の出費をいきなりカットする家庭はそう多くないと思います。私立中学に通う娘の学費と小学生の息子の塾代は削らず、削るとしても先に旦那の飲み代や交遊費です。会社で子持ちの人と話をしても、「自分の趣味のお金を減らした」というような人が多く、子どもへの支出を減らすような人はそんなにいません。
子ども手当があろうが無かろうが、給与が多少減ろうが、子どものための支出はそうは変わらないという家は結構あるように思います。


このように児童手当/子ども手当は子どものために使うものではなく、子育て世帯がお金にゆとりを持てるようにする支援金という性格が強いように思います。
##中には、お金がギリギリで子ども手当のおかげで子ども
##関係の支出を増やせるという家もあるでしょうが


「子ども手当は子どもに使われないとおかしい」というロジックで批判する人がいましたが、彼らにとって、このような使い道は言語道断でしょうか。
今までは子どもの教育のために親父はカツカツの生活をしていたが、子ども手当のおかげで少し余裕が出て、たまにはビールが飲めるようになった家もあるかもしれません。この家は子ども手当は親父のビールに使われています。
「子ども手当を親父のアルコールに使うなんてけしからん!!子どもへ使う支出を増やしなさい」と言っているのでしょうか。

私は、子どものために飲み会も極力いかず、ランチは400円以下に抑えていたお父さんがいたら、子ども手当で少し家計が楽になった分で週末にエビスビールの1本くらい飲んでもいいように思います。

子育て世帯への支援金になるのはいいことでしょう。

子どもは欲しいが、生活が苦しくなるから子どもを持つことを敬遠する人達にとっては嬉しい話です。子ども手当に子育て環境の改善効果は期待できます。児童手当/子ども手当をロクに意識していない我が家でもその分は確実に収入になっており、それが貯蓄になって我が家の生活の豊かさ向上に貢献しています。


(金額や他制度などと絡めた財源の問題や優先順位には疑問点もありますが、)子どものために使われないこと自体は特に問題は無いと思います。


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