今日の投資信託ニュースはこれでしょう。

かいたく投信
楽知ん投信
浪花おふくろ投信



おらが町投信として知られているこの3つの投信会社が合併するようです。


「かいたく投信」のリリース
「楽知ん投信」のリリース
「浪花おふくろ投信」のリリース


投信会社の合併で、投信自体は合併しないようです。そして新会社の名前は「クローバー・アセットマネジメント株式会社」とのこと。



独立系投信として立ち上げてみたものの資産の伸びは順調とは言い難く、2010年1月26日現在で各ファンドの総資産は以下の通り。
  ・かいたくファンド:3.60億円
  ・らくちんファンド:3.61億円
  ・浪花おふくろファンド:3.89億円



共通部分を共有化することでコスト削減が期待されます。
ファンドの運営はどうするんでしょうか。ファンドの運営体制が従来通りではコスト削減効果も限定的になります。しかし、ファンドそのものを統合するのはさすがに当初の志を否定するようなことになるので、運用会社でも抵抗がありそうです。
そうなるとファンド運営を1つのチームで3ファンドを運営する体制にして、目論見書に書いた3つのバリエーションで運用するという方法も考えられそうです。





上でも厳しめなことを書きましたが、この決定に関しては個人的には厳しい意見が先に浮かびます。
志があるのはいいのですが、やはりビジネスとして立ち上げる以上は、そのビジネスを成功させてナンボだと思っています。ましてや顧客に対して長期投資やら僕たちを信じてくださいと言って宣伝してきたのです。その会社で、あっという間にファンドマネージャが去ったり、社長が変わったり、会社を身売りしたりするのは顧客から見れば裏切りに近いものがあります。
他独立投信と比較させてもらうと、セゾン投信とは大きな違いです。

志だけなら、そこらの夢見る大学生でもあります。重要なのはその志をビジネスとして成功させられるかでしょう。アフリカの貧困をなくしたいという夢は誰でも描けますし、夢は語れます。問題はそれを実現できるシステムを構築できるかです。





新会社が、こんな厳しい意見を裏切るような結果を見せてくれるといいのですが・・・


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