インデックス運用が真に目指すベンチマークは? Vol.1
インデックス運用が真に目指すベンチマークは? Vol.2からの続きです。

インデックスファンドは
・目論見書等に記載されているベンチマークへの連動を目指していない
・配当込みベンチマークに連動は目指していない

先の2回のエントリーで上のような可能性が極めて高いという話を書いてきました。

では、インデックスファンドが真に連動を目指すベンチマークは何なのでしょう・・・

先のインデックス運用が真に目指すベンチマークは? Vol.2では、
インデックスファンドのリターン
= (配当抜き)インデックス + 配当 - 信託報酬他の削減不可コスト - 変動コスト
(最後の変動コストは保管料や売買コストなどです)
と書きました。
結論として、私は「(配当抜き)インデックス - 削減不可コスト +配当(パッシブ受入)」と推測しています。

インデックスファンドの運用は以下のようになっているのではないでしょうか?
  1. 配当部分/削減不可コストを考慮せずに指数への連動性を高める努力
  2. 発生した配当はあるがままに受け入れ
  3. 信託報酬他の削減不可コストはあるがままに受け入れ
  4. 変動コストの削減
この中で1、4がインデックスファンドのパッシブ運用の中で努力できる(すべき)項目であると考えています。そして、ファンドマネージャーもこれに知恵と労力を割いていると推測しています。

QuickMoneyLifeの投信フォーカス【第111回】「知られざるインデックス運用の世界」をニッセイアセットマネジメントに聞くの中でも以下のような記述があります。
ファンドの運用成績(上表とグラフ)をみると、連動指数に対しプラス乖離している。何をどのように連動させるのか。

「ニッセイ日経225インデックスファンド」では基準価額の値動き(変動)を「日経平均」の値動き(変動)に連動させ、お互いの変動率が一致するよう運用する。ただし、「ニッセイ日経225インデックスファンド」では運用コスト(信託報酬)が基準価額から控除される。一方、日経平均は採用銘柄の配当金を考慮せずに株価のみで計算するのに対し、「ニッセイ日経225インデックスファンド」では組入銘柄の配当金が入る。この結果「ニッセイ日経225インデックスファンド」の基準価額の騰落率は、日経平均に採用銘柄の配当金を加え信託報酬を除いた騰落率と概ね一致する。

同様に「ニッセイTOPIXオープン」の値動きは「TOPIX」の値動きに連動し、配当金マイナス信託報酬が騰落率に上乗せとなる仕組みは同じだ。
インデックス - 削減不可コスト + 配当(パッシブ受入)への連動を目指すと明確には答えていませんが、少なくともそれを許容しているようには思います。


結論:
インデックスファンドが真に連動を目指しているベンチマークは「インデックス - 削減不可の必須コスト + 配当(パッシブ受入)」であると思われる


わざわざ3部作にするほどのものでもない話でしたが、書きなぐってみました。


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