金融危機でダメージを受けたのはどんな人たち?(Business Media誠)

こんな記事がありました。
元は野村総合研究所の調査なのですが、Business Media誠の記事の方が解説も分かりやすかったのでそちらを紹介します。

なお、ソースをご覧になりたい方はこちらへどうぞ。

 野村総合研究所の調査によると、2008年9月から2009年3月までの不動産を除く金融資産の時価評価額の増減を尋ねたところ、マス層(本人と配偶者が保有する金融資産が合計3000万円未満)は平均16%減、アッパーマス層(同3000万円以上5000万円未満)は平均19%減、準富裕層(同5000万円以上1億円未満)は平均29%減、富裕層(同1億円以上5億円未満)は平均31%減、超富裕層(同5億円以上)は平均27%減となったことが分かった。
この調査によると、一番下に属するマス層(金融資産3000万円以下)が-16%と被害が一番少なくなっています。そして、保有資産が増えると損失額が増えた傾向があるようですが、準富裕層以上になるとそれほど差は無いようです。
##一応は富裕層までは順調に損失率が増えていますが、準富裕層と
##富裕層の差は2ポイントしかありません。準富裕層のNが35では、
##この差が有意とは思えません。


アッパーマスを超えると損失率にあまり差が無い理由は「金融資産が5000万円超ともなると、まず株式や債券などに投資することになり、それ以上金額が増えてもポートフォリオの構成が似たようになるから」ではないか・・・と推測したのですが、これは以下の理由から違いそう。
金融資産に占める現金比率は、以下のように明らかに右肩下がりで、準富裕層〜超富裕層でも傾向は変わらない。見事に「ポートフォリオ構成近似仮説」は棄却されてしまいました。
階層現金比率
マス層66%
アッパーマス層52%
準富裕層51%
富裕層42%
超富裕層37%


何が原因なのか気になるところです。


【関連コンテンツ】