「投資を始める前に、投資資金とは別に生活費○ヵ月分は確保しておくべき」


投資入門書にはこのように何かあった時の生活費はいくらか確保しておくべきと言うような記述があります。ただし肝心の金額(月数)は本によってマチマチです。良く見かける範囲だと、短いと3ヵ月、長いと1年ですかね。


個人的には、社会人でこれから投資を始める人への一般的な指針としては住友信託銀行の投資可能額シミュレーションにある以下の配分がお勧めです。
・シングルの方(一人暮らし):生活費×6ヶ月分
・シングルの方(親と同居) DINKS:生活費×3ヶ月分
・ファミリー:生活費×12ヶ月分

一人暮らし、夫婦、ファミリーなどと条件によって確保しておくべき生活費の月数はだいぶ異なるでしょう。自分1人ならボロ家に移ったり、超節約生活などで何とかなるが、子どもがいるならば話が違います。
そう考えた時、上の住友信託銀行の考え方はなかなかいい塩梅です。




ただし、ある程度の基礎知識がある人は違うと考えます。
経済的合理性から考えて、山崎元氏が推奨する「生活費×3か月分を確保。足りなければ適宜運用資産を取り崩す」をお勧めしたいです。ファミリーなどの理由から3ヶ月ではちょっと不安という人でも6ヶ月程度で十分かと思います。
とは言え、それでは怖くて安心できないならば、それ以上に確保するのはあり得る選択肢です。


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