吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



評価

2014年1Q 資産運用状況 (投資額/評価額公開中)


当ブログ恒例の四半期の資産運用状況報告、2014年1Qの時間がやってまいりました。

■相場環境/投資行動■

この2014年からNISA(少額投資非課税制度)が始まりました。そこでさっそく今期はNISAで購入するぞと意気込んでいました。以下がその意気込みに応えた結果です。
しかし、現実には「間違えたー。NISAで買ったはずが特定口座で買っていた」ということもあり、NISAで40万円という投資額、特定口座で30万円という投資額になりました。

そして、資産運用状況は以下の通り。

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何が優れた投資方法かは評価軸で異なる

お勧めの投資方法は?
良い投資方法は?


こんな質問もよく見かけます。
「毎年絶対に年利回り数百%」なんて方法があれば、それが回答で終わりです。しかし、そんな都合の良い投資法がありません。
そこで、世間一般にある投資方法から良い方法を探すのですが、これが難しい。同じ2つの投資方法でもある人はAが良いと言い、ある人はBが良いと言います。


例えば以下のグラフ。
graph

単純化するために簡単な正規分布のグラフにしています。年平均のリターンとリスクがこのグラフのようになっている2つの投資方法ではどちらが優れているでしょうか?

(1)期待リターン
期待リターンは「7% vs 5%」と赤が2%も上回っています。赤の方が優秀そうです。

(2)元本割れの確率
元本割れの確率を見ると、赤に比べて緑の方が元本割れの確率が圧倒的に低くなっています。緑の方が損失が出る可能性は低い(利益が出る可能性は高い)。

(3)大損の可能性
緑は-10%より悪い結果はほとんど起こり得ませんが、赤は-30%より悪い確率も結構あります。
緑に投資していれば、運が悪くても1000万円が900万円になるくらいで済みそうです。

(4)大儲けの可能性
+20%以上のゾーンを見てもらうとよく分かりますが、緑で+20%以上はほとんどありません。一方、赤は+40%以上の可能性も十分に秘めています。
大きく勝てる可能性は圧倒的に赤が大きくなっています。



簡単に4つの評価軸で評価してみましたが、どうでしょう。
元本という参照点にアンカリングしている「元本割れの確率」という感情的な評価軸もありますが、同じ赤の投資法と緑の投資法への評価が人によって変わりえます。



2010年の目標と結果

2010年も終わります。
このブログでも2010年最後のエントリーです。このエントリーで、年初の目標をどれだけ達成できたか振り返ります。

●目標1:年収を維持する
達成です。
こちらは定期昇給に加えて2009年より残業が多かったこともあり、5.5%ほどのアップとなりました。ストレッチ目標だった7%には届きませんでしたが、世間ではマイナスという人多い中では十分な数字でしょう。
2010年に限らず、このカテゴリーだけは順調に進んでおり、結構いい感じです。近5年で、+10%弱(2006年)、+20%強(2007年)、+15%強(2008年)、+25%強(2009年)、+5%強(2010年)と世間の波に逆らって順調すぎるくらいです。この分野は1000万円という数字を書けるようになりたいところです。


●目標2:マラソンで3時間45分以内で走る
未達成です。
そもそもレースを走ってすらいません。トレーニングも全くしないので何のことやら。3時間45分で走る体にもなっていないでしょう。
2011年は東京マラソンをチャリティーランナーとして走るので、2011年はこの目標を達成しなくてはいかんですね。


●目標3:体重65kg以下
未達成です。
66〜67kgくらいです。体脂肪率は11〜12%と10%を超えてきました。通常の生活をするにはこれくらいでいいとも言われますが、マラソンやフットサルをやる人としてはちょっと多いところでもう少し減らしたい。


●目標4:年500万以上貯蓄
未達成です。
妻が仕事に復帰した場合は500万以上と書いていましたが、たぶん未達成でしょう。
サラリーが増えているのにこの目標が未達ということは消費が足を引っ張っています。
持株会の自社株や確定拠出年金、etc・・・と計画時点でOut of Scopeのモノを組み入れれば達成にできそうですが、そういうズルい手を使うのは評価が実際の報酬に影響する仕事上だけで十分です。未達成とします。(会社の目標達成評価ならやりかねない)


●目標5:ブログエントリー100回以上
達成です。
1日1エントリーくらいを想定して書いているので100エントリーは達成です(実際には書けない日もあるので326?)。次なる課題はエントリーの数ではなく質ですが、こちらは難しいテーマです。


●目標6:読書40冊以上
達成です。
こちらはストレッチ目標の50冊もクリアしています。一部の分厚い本(『ファンドマネジメントの新しい展開』など)に阻まれましたが、簡単に読める小説や新書などの貢献があったり、『ビジネス統計学』上・下をギブアップしたりしたことによって意外と早く達成です。
2010年の特徴は働いている業界の本をよく読んだこと。


●目標7:海外旅行1回
3月に上海旅行に行ったことで達成です。
また、旅行ではありませんが、仕事でアメリカに2週間強行ったこともありましたので、娘がいるからあまり動けないと思っていたのですが、それなりにこのカテゴリーは充実です。


ダメダメな年だと思っていましたが、想定外の良い結果に。今年は目標設定が"現実路線"過ぎたのかもしれません。



海外ファンドのパフォーマンスの表記通貨に注意

オフショアなどと呼ばれる海外のファンドがあります。素晴らしいパフォーマンスを出しているファンドも多いようです。国内債券アセット以外はほとんどマイナスな日本の最近の投資環境で「年平均XX%のリターン」なんて聞くとうらやましい限りです。

しかし、このパフォーマンスには注意が必要です。
普通の日本の証券会社などでは投資できないオフショアファンドとなると、一般的には日本円以外でパフォーマンスを発表しています。日本で募集していないファンドがわざわざ日本円でのパフォーマンスは発表しません。具体的には米ドルや香港ドルなどで表記されています。

そして、日本でオフショアファンドの話をする時に、この外貨建てベースのまま話をしているケースがしばしば見られます。

ここが注意のポイントです。

最近の日本の一般投資信託では外国株式や債券は損を抱えている人がけっこうな数いるかと思います。株式指数はリーマンショック前の水準に戻りつつあり、金利低下の影響もあって債券価格は上昇しているにもかかわらずマイナスです。私が重点投資しているインド株式を見ても株式指数そのものは過去最高値に迫る水準です。しかし、インド株式に投資する投信の基準価額は2007年末の水準とはかけ離れています。これは為替の影響です。

最近の海外資産に投資するファンドは、外貨(現地通貨)建てではいいパフォーマンスでも円高の影響でパフォーマンスを落としています。
だから日本に住む日本人がオフショアファンドのパフォーマンスを計算する時も日本通貨建てで計算する必要があります。

米ドルは2007年中頃から2010年中頃までの3年間で120円⇒80円と2/3になりました。ドル建で+50%でも円建だと±0です。
「このリーマンショックなどもあった中で、なんと3年間で+50%の好成績」なんて言われてもそれがどこの通貨で評価した数字化によって大きく意味が異なります。

このように海外ファンドのパフォーマンスはどの通貨で評価した場合かの注意が必要です。



ファンドマネージャが直に説明してくれることを喜ぶのは間抜け - 山崎さん手厳しい

同意する気持ちはありつつも相変わらず手厳しい。

アクティブ運用者の仕事の中身 (ダイヤモンド・オンライン)
評価が難しいのは、顧客への運用の説明や、潜在顧客へのマーケティングに使う時間だ。投資家との触れ合いを重視すると、投資家から好意的に評価されやすいが、その時間は、運用そのものの維持と改善に貢献しているものではない。ファンドマネジャーが直に説明してくれることを喜ぶ顧客は、気持ちはわかるけれども、少々、間抜けなのだ。実際にそう言うと意地悪過ぎるが、本当の話だ。

山崎元氏のコラムで欠かさず読んでいますが、今回のコラムは最後の段落が手厳しいですね。
素人投資家としては、ファンドマネージャから運用報告を聞ける機会はそうは無いためにその機会を嬉しいと思う気持ちがあることを否定できませんので、少しイタタ・・・と思いつつも同意です。

ファンドマネージャが顧客に説明しても、それがパフォーマンス改善に繋がるわけではない。山崎氏は(分かっていてもコラムには)書いていませんが、顧客に説明する説明会の会場や資料の分だけコストはかかっているので、その分だけ会社が利益を上げるための手数料に上乗せされていると考えるのが普通でしょう。
資産運用は資産を増やすための手段であって、資産運用で資産を減らすための手数料を払うのはバカバカしいという極めて合理的な考え方ですね。私もそう思います。

でも、そう簡単に100%これを守れるかは別問題だったりします。



私の著書 - ズボラ投資
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