吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



老後資金

「老後資金のために投資は必要」という考え方は危険

老後資金 必要条件


最近は「下流老人」や「老後貧乏」など老後生活が不安になるような言葉が増えているように感じます。

さて、そのような話の中で「老後資金のために投資は必要」という声も聞きます。しかし、この考え方危険ではないか。
確かに老後資金を潤沢にする方法として投資は有力な選択肢です。しかし、これを「必要」としてしまうと非常に怖い。

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本当に老後資金は3000万円で足りますか?

老後資金 リタイア後

先日、名目と実質の数字ははっきり区別しましょう - 名目/実質リターン他と書きましたが、この名目と実質の違いを理解するための例を一つ思いつきました。

「テストで10点しか取れない子が100点を取れるようにします。」
満点を10倍にします。以上。
実質的にその子が賢くなったり成長したわけではありませんが点数をインフレ化させることで名目の点数は増やすことができます。(100点満点のテストなら1000点満点にします。これなら100点満点で10点の子は100点になります。)


ここからが今回の本題です。
前回のテーマでも重要な役割を果たしたインフレ率が主役です。


老後資金は3000万で足りると試算された方、本当に3000万円で足りますか?

経済環境が大きく変わって日本が破綻しているから年金も無ければ、公的医療保険も無い……というような話ではありません。TPPによって自由診療だらけで医療費が暴騰したり、原発再稼働後の事故で日本が壊滅状況……というような話でもありません。

普通の経済環境の中の話です。
その中で老後資金は3000万円で必要と考えた時に3000万円で足りるでしょうか?
老後を迎える時点(65歳?)で3000万円の現金があれば足りるでしょうか?
見落としはありませんか?

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必要な老後資金は3000万円……ではなく、あなたが必要だと思う金額です

youkai_medal

「必要な老後資金を確保したい」を投資の目的(の一つ)に掲げている人も多いと思います。

その中で、「How much is 必要な老後資金?」は大事な問題です。「必要な老後資金」と言ってもその具体的な金額が見えないと話になりません。

必要な老後資金でGoogle先生に聞いてみると、よく見るのは3000万円という金額でしょうか。また1億円前後の数字もよく見ます。各種アドバイスなどでもこの辺の数字がよく出ます。

では、この数字を使えばいいのでしょうか?

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「4000万円を年6%で運用すると年300万円ずつ使って27年持つ」のウソ

「4000万円を年6%で運用すると年300万円ずつ使って27年持つ」

このような意見を聞いたことはありませんか?数字の部分は5000万円だったり5%だったり250万ずつだったりといろいろなパターンがありますが、同じような主張のことです。
(上の数字はExcelを使って計算したのであっていると思いますが、ひょっとしたら間違っているかも)

しかし、これにはウソと言っていいほどの大きな問題があります。

4000万円を期待リターン6%の投資対象に投資して年300万ずつ使うと、27年持たない公算が大です。

リターンが固定リターンならこのような意見の通りです。大きな問題はありません。(小さな問題は残りますが)
しかし、リスク資産に投資する場合、そのポートフォリオのリターンが期待通り年6%だったとしても大きな問題があります。それはボラティリティによってリターンが変動することで、マイナス方向へ振れ幅が大きくなった時に取り崩したお金のダメージが大きいことです。

少しシミュレーションをしてみます。
仮に[1年目-40%、2年目-10%、3年目±0、4年目±0、5年目+150%]とすると、このポートフォリオの5年リターンは+35%、年平均でも6%を上回ります。この条件で毎年300万を取り崩しているとどうなるでしょう。
(ちなみに固定で年6%のリターンの場合は、5年間の運用/取り崩しで3600万円ほど残っている計算です)

・1年目(-40%) → 4000万×0.6-300万=2100万
・2年目(-10%) → 2100万×0.9-300万=1590万
・3年目(±0) → 1590万×1-300万=1290万
・4年目(±0) → 1290万×1-300万=990万
・5年目(+150%) → 990万×2.5-300万=1680万

あれ?1680万円しか残っていません。ポートフォリオは年平均6%より高いリターンを記録したのに、固定で年6%のリターンだった時の半額以下しか残っていません。「●万円を年▲%で運用すると年■万円ずつ使って×年持つ」派の理論だと1600万円台になるのは20年目くらいです。

この差はどこから生まれたか。
これは元本が大きく減っている時期に300万円という定額での取り崩しを行ったことが原因です。運用環境が良くて元本が大きい時は多少元本が減ってもすぐに回復できます。しかし、同じ金額でも元本が小さい時には取り崩し金額の元本に対する割合が大きくなるので、その後の回復が難しくなります。

このようにボラティリティがある投資対象の場合、定額で取り崩すと下振れした時に大きなマイナスの影響を受けます。リスク資産で運用する場合と固定リターンでは全く別物です。期待リターン以上のリターンが達成されたとしても、固定リターンの時よりも早く資産が枯渇する可能性があります。この点は要注意です。
(この欠点を克服するために定率取り崩しも提唱されていますが、定率の場合は取り崩せる額が一定しないという問題がある)



以下は余談。
リターンが固定リターンなら大きな問題はなくても、小さな問題は残ると書きましたが、その問題点。
仮に固定で年6%のリターンが期待できるならば、その時の経済状況はどうなっているのだろう。年6%が固定ということは国債や預金などでそれだけの利回りが確保できるということで、今よりはインフレ率が高いはず。仮にインフレ率が年4%としても20年で物価は2.19倍、年5%だと20年で物価は2.65倍。
初年度の300万円と同じ価値のおカネが欲しいならば、700万円程度引き出さないといけなくなります。毎年定額で取り崩していくという前提が現実的だろうか・・・



老後資金を用意していますか?

不安なのに準備ができていない……ビジネスパーソンの4割が“老後難民予備軍”(Business Media誠)
 退職後に必要となる資金をどのくらい用意していますか? ビジネスパーソンに聞いたところ、平均金額は516万円だったが、「まったく準備ができていない(0円)」という人が44.3%に達していることが、フィデリティ退職・投資教育研究所の調査で明らかになった。20代男性の58.2%が「0円」と答えたほか、年収300万円以下でも57.1%が全く準備していないようだ。

20代の40%強が老後資金をある程度を用意していることが驚きです。

私はまだ現役時代に使うお金分程度しか貯まっておらず、老後資金の準備は0円です。老後資金まで手が回りません。30代でも0円が50%を超えていますが、私もここに所属するようです。(妻は一応個人年金に入っているのでこれは老後資金にカウント?)




※こういう視点で回答する人って嫌われるんでしょうね。
【他の回答例】
Q:子ども手当てを貰ったとしては何に使う?
A:貯蓄かな?家賃かも。(というか口座に入ったお金に色は無い。政府の特定目的にしか使えない特定財源じゃあるまいし、どの収入をどれに使うかなんて決めてない。)



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
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