吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



毎月分配

渡る世間は毎月(多)分配ばかり

プロゴルファーの石川遼が髪型がアレッシャンドレ・パト(AC Milan所属のブラジル人FW)を真似たものということで、彼への好感度アップの吊られた男です。


資金流出入額ランキング――7月の追加型株式投信(ETFを除く)
上記リンク先のQUICK MoneyLifeの記事を見て感じたことが、本エントリーのタイトル。

資金流入額TOP30のうち27ファンドが毎月分配型です。9割が毎月分配型で占められています。しかも毎月分配以外の3つは新規募集ファンドですので、運用が続いている毎月分配以外のファンドは全てランキング外です。
如何に毎月分配型に資金が流れているかがよく分かります。

投信販売好調続く、7月の資金流入額は約5710億円の高水準』を見ても、
ETFを除く追加型株式ファンド(投資信託)への7月の資金流入額は約5710億円となり高水準を持続、投信販売の好調さが途切れていない。牽引役の毎月分配型ファンドへの資金流入額は6000億円超だった。
とあるように、毎月分配型が資金を集めていることが鮮明になっています。


しかし、これだけでは【渡る世間は毎月(多)分配ばかり】とはなりません。
資金流出額TOP30のランクを見たからこそです。

資金流入額TOP30のうち22ファンドが毎月分配型ファンドです。年6回分配が1ファンド、年4回分配が2ファンドです。決算回数が年2回以下なのは5ファンドです。資金流入だけでなく、資金流出ランクを見ても毎月分配型の天下です。


毎月分配型から資金が出て、毎月分配型に資金が入って、毎月分配型が投信全体の資金流入を牽引している。全ては毎月分配型あってこその投信界?
インデックスファンド愛好家の中では有名なSTAM、eMAXIS、CMAMって何?という世界です。







毎月分配型投信10年の歴史

QUICK MoneyLifeに興味深いタイトルの記事がありました。
「毎月分配型ファンド」の過去10年を振り返る


内容はそれほど多くなかったのですが、簡単なまとめ。


2002年〜:・高格付けのソブリン債(海外債券型)の登場
2004〜2005年: ・REIT型や海外株式型が登場
2005〜2006年: ・株式・債券・REITへのバランス型が資金を集める
2008年: ・運用成績悪化による分配金引き下げのあった海外債券型から資産流出
2009年・高金利国、ハイ・イールド債が資金を集める。
・運用成績改善によりREIT人気の復活。


毎月分配型の歴史をある程度知っている人には既知の話でしょうが、基本的には分配金の高いファンドが出るとそこへ資金が流れているということですね。



私の著書 - ズボラ投資
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