吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



株価

3週間で株価が36000%超上昇し、AOLより時価総額が大きくなったCYNK Technology

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CYNK Technology(シンク・テクノロジー)という会社があり、その株価が3週間で36000%超($0.06→$21.95)も上昇したそうです。
CYNK Technology 株価
*Yahoo!Financeから引用


SECが7月10日に取引を停止して最新株価は13.90ドルとなっていますが、この水準だと時価総額は41億ドルになるようです。
凄い話です。どのニュースを見てもCYNK Technologyは企業の価値はほとんどないという話ですが、そのCYNK technologyが時価総額でAOLなどを上回っています
CYNK Technology 時価総額
http://www.valuewalk.com/2014/07/cynk-technology-corp-cynk-real-history/から引用

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ある国のGDP成長率と株式指数の伸びの相関は気にしなくていいんじゃないか

「ある国の経済成長率/GDP成長率と株価変動には相関がある。だから、GDPが伸びる国の株式に投資するとリターンが高くなる。(低成長の日本に投資しても儲からない)」というような説があります。

しかし、個人的な見解ではありますが、今後の投資方針を考える時にはあまり気にしなくていいと思います。続きを読む



甘利経済財政・再生相のヤバイ発言(株価大事、株価は俺が操作する)

甘利経財相「乱気流に突入した機長のよう」 株価乱高下で (日経新聞)
 甘利明経済財政・再生相は28日の閣議後の記者会見で株価の乱高下について、「一時的に乱気流に突入した機長のような心境だ」と述べた。海外の市場が落ち着いていることから「日本の市場も間もなく落ち着く」との見通しを語った。

 投資家に対しては、「航行上、当機の安全に問題はない。間もなく乱気流を抜ける予定だ。落ち着いて席に着いてほしい」と冷静な対応を呼びかけた。


甘利氏、ヤバイです。


●株価で一喜一憂の株価主義がヤバい
まず、株価が上下することに対して積極的に閣僚(特に経済財政・再生相)が発言しては筋が良くありません。
むしろ、株価の短期的な上下については「株価は短期的にぶれるもの。GDPなどを見ても実体経済は順調に回復基調である」くらいに無視するべきではないか。


●「経済財政・再生相=株価の機長」がヤバイ
こちら方がより問題だと考えています。
「一時的に乱気流に突入した機長のような心境だ」とありますが、機長とはその飛行機の操縦に対して非常に強い責任と権限を持つ存在です。
この言葉を甘利氏の発言に当てはめると、甘利明経済財政・再生相は株価の動きに対して強い責任と権限を持つ存在と言っているのと同義です。

経済財政・再生相、内閣が株価の値動きをコントロールする存在というのは非常に問題がある発言ではないでしょうか。 (「言葉のあや」という反論もあるかもしれませんが、潜在的にそういう意識があるからこそ出てくる発言のように思えます)



「電通株:2002年3月に76万9000円→2000円と384分の1に」の誤りは?

株価を理解する上で興味深い題材となるニュースです。

徐々に落ちている電通株に警鐘? 海外企業の大型買収による負担危惧 (週刊実話)
発表した7月12日の終値は2306円だったが、その後、2000円を切る目前まで下がってしまった。
 '01年に上場し、'02年3月に76万9000円をつけた電通株、いまではその384分の1になってしまったのだ。

電通の株価が低迷しているというニュースですが、今回のポイントは「'02年3月に76万9000円をつけた電通株、いまではその384分の1になってしまったという記述です。
あたかも電通の価値が上場来の高値から1/384になってしまったかのような報道です、が…ここには誤りと言える致命的な見落としがあります。


[投資家情報] > [株式・社債・格付け情報] (電通のIR)
電通のIRを見ると分かりますが、2004年5月20日に1株→2株への株式分割、2009年1月4日に1株→100株の株式分割を実施しています。週間実話の記事はこの株式分割を考慮していません。

2004年5月20日以前の1株は今の200株に相当します。
2002年の電通株と今の電通株を比較するならば、「2002年の株価 vs 今の株価×200」が正当な比較になります。今の株価が2027円なら2027円×200株=40万5400円です。

2001年11月30日の上場初値が42万円ということを考えると、現在の電通の株価水準は上場時並となります。


週間実話の記事は株式分割を考慮しない書き方でしたが、企業価値や株式価値を考える時には株式分割や増資等を考慮しないとおかしなことになります。

一般的な株価チャートでは株式分割された場合にはそれを反映した形に修正されているので、そのまま利用して問題なしです。逆に分割されている株式で分割前の株価を知りたい時は、株価チャートの数字をそのまま使うのではなく分割分を補正する必要があります。



株価下落、為替円高。コツコツ投資はこんな時に慌てない

(投資手法によって相場にどう向き合うかは異なります)

最近は年初からの世界的な株価上昇も終わり下落に転じ、為替では円が他国通貨に対して強くなっています。
給与などから投資額を捻出してコツコツ購入して長期的に資産を形成していく投資方法の場合、こんな時に慌ててはいけません。

ゴールは何年~何十年先です。その長い投資期間の中で大きく上がることもあれば、大きく下がることもあります。それを織り込んでこそのコツコツ長期投資です。
短期的に株価が下がった時は追加資金で安く買えることにもなるのですから、道半ばで株価が下落することは特別に嘆くことではありません。(資金投入を終えて取り崩すのみの局面で下がり続けると悲しいですが)
仮にこのような相場変動であわてるようなことがあれば、それはリスクの取りすぎなどを考えるべきでしょう。

「下がった、下がった!」と騒いで買いに回る必要もありませんが、悲観的になる必要もありません。淡々といきましょう。



私の著書 - ズボラ投資
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