投資信託の種類は増えています。
新興国株式や債券に投資するファンドなどだけではなく、大発明であるハイイールド債などのアセット+通貨スワップというファンドまで誕生しています。

ここまでくると投資信託にできないものは無いのではないかとさえ思えてきます。


しかし、基本の基本に立ち返ってみて、日本株というアセットを見たときに満足していますか?

コア30や地域インデックス等もありますが、日本株に投資するインデックスファンドは基本的にはTOPIX日経225のどちらかです。
どちらも東証一部の銘柄だけが対象ですが、東証一部上場銘柄だけでいいのでしょうか?


日本の上場企業には東証一部以外でもいろいろな銘柄があります。
楽天、ジュピターテレコム、マクドナルド、セブン銀行、スターバックス、ミクシィ・・・

こういう企業は東証一部にいなくても注目されてある程度の影響力を持つ企業です。そんな企業を東証一部ではないという理由だけで排除してもいいのでしょうか?上場市場という基準にとらわれずに日本を代表する企業として括ってもいいのではないでしょうか?


最近ではETFで上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン)が設定されることもあり、上場市場にとらわれないインデックスとしてMSCI Japanが少し注目を集めていますが、こういう市場を超えたインデックスがあってもいいのではないでしょうか。


吊られた男としてはRussell/Nomuraシリーズなんて良さそうに思います。

Russell/Nomura Primeをインデックスとして採用する企業年金も多いと聞きます。一般投資家がこのような指数に連動する投資信託を買えるようになってもいいでしょう。

他にもバリューインデックス、グロースインデックス、小型インデックスなんて区切りがあってもいいでしょう。その場合もTOPIXのサブインデックスだけでなく、市場をまたいだRussell/Nomuraであっていいように思います。

日本株インデックスファンドにもまだまだいろいろなバリエーションの投信を提供する余地があるように思います。
一部のサブインデックスは資金集めにかなり苦労しそうですが、挑戦してみる勇者はいないでしょうか?