吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



手数料

ファンドラップ口座の手数料水準は1%へ 〜その先は…

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楽天証券のファンドラップ ”楽ラップ” はなかなかいいサービスでも紹介した楽ラップですが、手数料が年率0.990%以下と1%未満の水準です。
他にも、これに近いファンドラップのサービスが出てきています。続きを読む







アメリカでもファンドラップ(やその仲間)が拡大中

Clingfilm

日本では近年ファンドラップが資産を集めています。短期間での回転売買が封じられ、売買手数料からファンドラップにおける管理手数料へと収益源がシフトしています。日本の投資信託業界を語る時、よくアメリカが引き合いに出されますが、ファンドラップについてもちょうど良さそうな資料があったので、アメリカの状況を見てみます。

ファンドラップに1兆ドル

その資料とは、投資運用等を巡る国内外の状況という資料です。
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2014年2Qの時点で約1兆ドル(1ドル=110円とすると110兆円)がファンドラップに集まっています。2007年から2008年に掛けては金融危機のせいか大きく残高を減らしていますが、その後は順調に拡大しています。
他にも、UMA、レップ・アズ・アドバイザー、レップ・アズ・ポートフォリオ・マネジャーなども順調に資金を増やしており、この手のマネージドアカウントの残高は2014年2Q時点で4兆ドルに迫る勢いとのことです。(このペースだと今は4兆ドルを超えている?)


手数料はどうなの?

コストの目ざといインデックス投資家としては、これらのサービスの手数料が気になります。続きを読む



高い最低投資額、少額投資に手数料の運用/販売会社を待つ

以前も書いた話ですが、ひとつ前のエントリーに絡んで再度書いてみます。

最近は500円からの積立や口座維持手数料なしのような仕組みも広まっています。これによって投資家のコストが低下さするという好ましい変化があります。

しかし、さらなるコスト低下のためには「最低投資額が高く、少額投資なら手数料が高い」というような会社の登場を希望します。

続きを読む



住信SBIネット銀行が外貨預金の手数料を引き下げ

こちらには追記として情報を書きましたが、住信SBIネット銀行が12月20日から外貨預金の為替手数料を引き下げました。
住信SBIネット銀行のプレスリリース

変更内容は以下の通り。(1通貨あたりの手数料)
米ドル: 20銭→9銭
ユーロ: 20銭→15銭
英ポンド: 50銭→40銭
豪ドル: 50銭→40銭
NZドル: 50銭→40銭
カナダドル: 50銭→40銭
スイスフラン: 50銭→40銭
香港ドル: 10銭→7銭

米ドル9銭は安いです。20銭から一気に半分以下です。
ここまで来ると一昔前のFXと錯覚するくらいの手数料です。まだ金利が低めであったり、税金の問題もありますが、ここまで来ると外貨MMFの対抗馬として挙げられてもよいのではないでしょうか。(使い方によっては外貨MMFより有利?)

各投資ブログなどでも外貨預金はあまり触れられていませんが、外貨預金も結構進化しています。



投資指南書の外貨預金・MMFの説明は間違いが多い/情報はアップデートされる必要がある

巷に出回っている投資指南書で外貨預金・MMFに簡して適切に説明している本は極めて少ない。多くが間違っています。(作者に落ち度が無い場合も多い点はポイント)

大体において、外貨預金の為替手数料は米ドルで1ドル当たり片道1円のような説明があります。そして、外貨MMFだとその手数料が50銭程度のように紹介して、外貨MMFが有利と話を展開します。これが投資指南書の話の展開ですが、正しいのでしょうか?

同じ楽天グループの楽天銀行と楽天証券の外貨預金と外貨MMFを比較してみます。比較可能なのは米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、南アフリカランドの5通貨です。
●米ドル
 預金:MMF=25銭:25銭
●ユーロ
 預金:MMF=25銭:50銭
●オーストラリアドル
 預金:MMF=45銭:70銭
●ニュージーランドドル
 預金:MMF=45銭:70銭
●南アフリカランド
 預金:MMF=30銭:30銭

SBIグループの住信SBIネット銀行とSBI証券でも比較してみます。
●米ドル
 預金:MMF=20銭:25銭
●ユーロ
 預金:MMF=20銭:80銭
●オーストラリアドル
 預金:MMF=50銭:1円
●ニュージーランドドル
 預金:MMF=50銭:1円
●カナダドル
 預金:MMF=50銭:80銭

この情報を見ると、外貨預金の方がコストは安くないですか?
SBIグループでは比較可能な5通貨全てで外貨預金の方が為替コストが安く、楽天グループでも外貨預金の3勝2分です。

このように実際の手数料を比較してみると、多くの投資指南書に書いている情報は正しくありません。
「メガバンクの窓口では手数料1円の外貨預金もある」なんて言い訳もありそうですが、そういうダメな例があることをあげたら比較になりません。「ノーロード投信だとノーロードの分だけ信託報酬が高くなっているファンドがある。だからノーロードはダメ」というどうしようもない議論と同じです。

外貨預金と外貨MMFの比較で、外貨MMFを押す根拠として「為替手数料が安い」は理由にならなくなっています。

前回の無期懲役のエントリーの中でも、情報は必要に応じて適宜アップデートされる必要があると述べましたが、投資に関しても同じであり、情報はアップデートされる必要があります。


◆追記◆
2010/12/20に住信SBIネット銀行が外貨預金の手数料をさらに引き下げてきました。



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