成功報酬と投資助言料を取る投資顧問などがあります。

まず、情報を提供することで顧客からお金を貰います。
顧客が儲ければ、利益の2-3割程度をいただきます。顧客が損をしても自分の懐は痛みません。

リスクは全て顧客である投資家が負います。自分が提供する情報や投資判断に基づいた投資でリスクを一切負わずに収益を上げるビジネスモデルです。ここまでなら投資信託などと同じです。(成功報酬モデルの投信は少ないが)

しかし、彼らが凄いのはここからです。「投資信託のようなものは市場が下がれば損が出る商品で良くない商品だ。自分たちは絶対収益や高い利益を出せる」かのような態度をとる輩が多い。

さらに凄いことには、オープンな投資信託は日々のパフォーマンスが開示され情報が公開されていますが、彼らの成績は開示されません。それ故に本当に優れているのかという検証が非常に困難です。その秘匿性から、広くパフォーマンスが検証されて批判されることもありません。

本当に一般の投資信託などと違って、絶対収益や高いパフォーマンスを実現しているのでしょうか? (参考:ヘッジファンドのパフォーマンス)
そうであるならば、リスクを全て顧客に移転せず、損を出した時には自分も身銭を切ってほしいものです。(利益の3割を成功報酬としてもらうが、損失の3割は補填するなど)

身銭を切る覚悟は無く、定期的な情報提供料を取る&成功報酬は、顧客の資産運用結果に対して最も責任を持たないモデルの1つでしょう。
ビジネスモデルとしては優秀ですが、投資関係者としての矜持は無さそうです。