吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



就職

「新卒社員の3割が3年で辞める」は健全な証

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「新卒社員の3割が3年で辞める」はなぜ30年間変わらないのか (Diamond Online)
せっかく採用した新入社員(大卒者)の3割が3年で辞めているという事実がある。人材不足の状況にあって、どうしてこのような「ミスマッチ」が起きているのだろうか。
「新卒3年目までの離職率」がバブル時代から現在まで変わらないという事実は、入社した企業が構造的な問題を抱えていること、また、採用選考のあり方に問題があることも同時に示している。なぜこのような採用の「ミスマッチ」が起きてしまうのだろうか。

「新卒の3割が3年で辞める」

よく言われる言葉です。そして,大抵においてこれはネガティブな意味を含みます。しかし,本当にそうでしょうか?
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若者よ、大企業は素晴らしいぞ 2015

Dow30 ダウ30 大企業


2011年にどう考えても中小企業より大企業がいいという話をブログで書きました。一般的に、大企業の方が待遇もいいし、雇用も安定しているぞということを中心に大企業の良さを書きました。

2015年版として一つ追加したい。続きを読む



「好きなことを仕事にしよう」という無責任で有害なアドバイス



就職・仕事選びはいろいろな意見が出るテーマです。
特にこれから社会に出ようとして就職活動を行う学生(特に大学生)に向けられるアドバイスは一番多いでしょう。

その中で「これは無責任かつ有害なアドバイスだな」と思うのが「好きなことを仕事にしよう」というやつです。

具体的に言うと「給料や福利厚生や安定や会社の社会的な知名度で仕事を選んではいけない。自分が本当に好きなことを仕事にしないと」みたいなことをいうアドバイスです。
これが、特定個人に向けられた個別化されたアドバイスならいいのですが、一般的に言うのなら酷い言葉です。


多くの就活生にとって、自分の好きなものを仕事にしようとしたら悲劇です。

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企業は就活学生に「落とした理由」を伝える必要無し

以下のような記事がありました。
採用担当者のみなさん。「落とした理由」を伝えてみては?
人事担当者への負担が増えることは承知ですが、ひとりの社会人として「なぜあなたが落とされたのか」を説明を提供するのは、まさに「社会的な責任を果たす企業」としての価値ある行動だと思います。

また記事中でイケダハヤト氏は、工藤啓氏のツイートも紹介しており、以下のような記述もあります。
就活生:「失敗で自殺」4年で増加 NPOが悩み分析へ mainichi.jp/select/news/20… 大学生の話を聞いていて、就活で不採用だった理由を伝えるべきだと思う。何が駄目だったのかフィードバックがないので改善もできないし、不安だけになる。

企業は学生のためにも非採用の理由を開示せよと言っていますが、はっきり言って反対です。これは多くの人を不幸にするでしょう。


(1)企業の負担が増える
企業側の負担が増えることは間違いなしです。企業によってはエントリーシートなら数千人から1万人を超える人数が応募もしてくるわけで、彼らにいちいち落とした理由を説明しているのは膨大な手間になります。しかもエントリーシートレベルで落とすのであれば、大して伝えらえることもない。


(2)学生の改善の役に立たない
何十社にもエントリーシートを送ってほとんどが不合格で終わった場合には、何十社からものフィードバックを受け取ります。でも、「大して伝えられることもない」とも書きましたが、ほぼ役にも立ちません。
企業によって評価の尺度は違います。最終的な評価基準は同じような企業同士でもエントリーシートで見るポイントは違ったりもします。そうすると、出てくるフィードバックも千差万別になりかねません。
大学受験までのお勉強ならテストのフィードバックをもらえれば、近代西洋史が苦手とか微積が苦手のようにはっきりとポイントが分かります。
ところが学生は、企業の採用/不採用の基準はそれぞれが共通の指標でもないわけで、当然に各社の評価基準やその社会的もポジショニングもよく分かっていません。それぞれの基準で「コミュニケーション能力が不足」「論理的思考力が不足」「行動力がいまいち」のように言われても、どう改善するのが正しいのかわからないのではないでしょうか?


(3)落とされた理由を聞かされたら心が折れる学生が増える
工藤氏は、未内定取得者は何度も不採用をもらうよりも落とされた理由がわからないことがもっとシンドイと感じている、のように言われていますが、これは違うでしょう。「隣の芝は…」現象です。
実際にフィードバックをもらうと、もっとシンドくなります。
学生に"役に立ちそうな"フィードバックを返すと以下のようになるでしょうか。
「あなたは不採用です。何故なら面接で論理的な受け答えができなかったから」
「不採用です。PR欄に書かれたことから論理的思考力も情熱も知性も不十分と感じられた。他に注目すべき点もなかった」
「あなたは不採用です。私たちの期待するだけのスキルを身に着けられる能力があるように思えなかったから」
「不採用です。コミュニケーション能力不足。」
「不採用。厳しい営業ノルマに耐えるだけの精神力がなさそう。」
「不採用。特別に光るものがない」
「君は不採用。全体的に能力不足だし、他学生と比較しても特筆すべきものもない。本当に当社に入って仕事をやる気があるのかという情熱も伝わってこなかった」「語学力不足」

こんな風に何十社もの人から言われるわけです。まるで自分が人間ではなく社会のゴミと言われているように思ってしまわないでしょうか。私なら理由を言われないよりはるかに凹みます。
かと言って優しい言葉で「貴殿と弊社の社風が一致しませんでした」のように言えば、それは落書きに過ぎない。

「不採用理由フィードバックは希望者のみが聞けるようにすればいい。聞いたら凹むような人はフィードバックをもらわなければいいんだ」のような解決策も出てきそうですが、そうはならないでしょう。

フィードバックをもらえるようになれば、「不採用になった場合、必ず不採用理由を聞くようにしましょう。それは次の改善につながるからです。」のような就活指南が出回ることは火を見るより明らかです。理由を聞かないような奴はダメ就活生です。今でも学生たちは就活マニュアルから外れることを恐れているのに、フィードバックを聞かないなんて大問題になるでしょう。
学生は聞かざるを得なくなるわけです。そして、"役立つ"かもしれないフィードバックほど心に突き刺さるわけで、心を病む学生も増えるでしょうし、それを苦に自殺する人も増えるんじゃないでしょうか。



弁護士や会計士の就職難は問題ではない

私が就職関連のテーマでよくお邪魔させていただいているのが、就活生に甘える社会人というlingumuさんのブログです。
その中の【司法試験に通った人には職が無く、webテストを友達にやってもらう人には職がある、不思議な国「日本」】を参考にしたのが、今回のエントリー。

(1)司法試験を通った人が如何なる職にもつけずに、webテストを友達にやってもらう人には職がある ⇒問題有り
(2)司法試験を通った人が弁護士職につけずに、webテストを友達にやってもらう人には職がある ⇒問題無し


これが私のスタンスです。
1のケースでは、司法試験通過者でもロクでもない人間はいると思いますので、必ずしも成立というわけではありません。しかし、原則としてwebテストを友達にやってもらう人には職がある社会で、司法試験通過者に如何なる職(営業から小売業スタッフから事務職からエンジニアから経理から・・・)もないというのは問題でしょう。


2がここでの本題です。

「弁護士いう職に就くには、(事実上)法科大学院に行き難関試験に合格しないといけないという高いハードルがあり、そのハードルを越えたにもかかわらず、弁護士としてのキャリアを積む法律事務所に入れないのはおかしい」というような意見がありますが。これに反対です。

弁護士、公認会計士などは非常に高いスキルが求められる専門職です。
言ってしまえば、音楽家なども同じです。高い個人レッスンを受けて音大に行って数々のコンクールに出て・・・と膨大なお金をかけて音楽家の道を目指します。
そして、常人とはケタ違いの音楽のスキルを身につけますが、有名な音大を出ても音楽の道で食べていけるのはごく一握りです。多くの者はその道で食べていく道に着くことすらできません。
さて、この音楽界の就職難は問題でしょうか?
私は問題とは思いません。
これは職業の需給の問題です。上手い演奏家は確かに少ないのでしょうが、それ以上に音楽のプロという需要そのものが小さい。需要が小さいところに行けば、就職が厳しくなるのは当然の話です。
弁護士においても同じです。需要が極めて小さく人気の分野においては、並大抵以上の努力をしてもその世界に到達できないことがあっても仕方ありません。小中高とサッカー漬けで全国大会でいいところまで行った人ですら、サッカー選手で食べていく道はまずありません。

普通の企業勤めであれば、日本だけでも毎年何十万人と就職できます。数十万人と数十~数百人程度の世界を同列に語ることはできません。
弁護士資格に合格しても弁護士になれないことは何ら不思議ではなく、問題ではないと思います。

弁護士資格に合格したほどの人が「無知な新卒よりも"年を食っている"から」などという理由だけで普通の企業にも就職できない場合は問題です。



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